シラバス情報

科目名
地理学Ⅱ
授業コード
14020
担当者名
西川 京子
副題
世界と日本とのつながり
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)

授業内容
本科目は、前期開講の「地理学I」を踏まえて、よりグローバルな視点から地域を考察する教育職員免許状取得のための教科に関する科目です。グローバル化する現代社会が抱えている均質化や格差や分断といった様々な問題を地理学的に理解し、解決策を模索し、より持続可能な社会を考えていきます。そのため、講義と共に、座席を指定してグループ討議やワークを行います。第15回には、授業で得られた地理学的視点からグローバル化する地域や地理的事象を考察してPowerPointを用いて発表し合います。そのフィードバックはヒューナビで行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
① グローバルな視点から地域を考察する地理学の理論を理解している。
② グローバルな視点から地域を地理学的に捉え、PowerPointを用いて発表することができる。
【身につく力】「知識・理解」 「論理的思考力・分析力」 「プレゼンテーション能力」
授業計画
第 1 回 グローバル化と地域研究
第 2 回 人の流れ〜ヨーロッパ・アジア・太平洋〜
第 3 回 人の流れ〜アメリカ〜
第 4 回 モノの流れ〜ヨーロッパ〜
第 5 回 モノの流れ〜アジア・太平洋・アメリカ〜
第 6 回 言葉と音〜ヨーロッパ〜
第 7 回 言葉と音〜アジア・太平洋・アメリカ〜
第 8 回 衣食住〜ヨーロッパ〜
第 9 回 衣食住〜アジア・太平洋・アメリカ〜
第10回 信仰と思想〜ヨーロッパ・アメリカ〜
第11回 信仰と思想〜アジア・太平洋〜
第12回 グローバリゼーションの中のヨーロッパ
第13回 グローバリゼーションの中のアメリカ
第14回 グローバリゼーションの中のアジア
第15回 グローバリゼーションの中の日本と発表「グローバリゼーションの中の◯◯」
定期試験
関連科目
地理学I
準備学習等の指示
毎回受講前に45分以上教科書を予習し、用語や疑問点を調べ、気づきや考えをまとめましょう。受講後は45分以上は復習として、授業で得られた地理学的視点から新聞や身の回りの事象等を見つめましょう。その際、第15回の発表に備えて、興味を持ったテーマや地域に絞って「グローバリゼーションの中の◯◯」と題したPowerPointによる15分間の発表の準備(文献購読、フィールドワーク、地図化等)をしましょう。
教科書
同志社大学グローバル地域文化学部『地域研究への扉−グローバルな視点から考える−』晃洋書房、2013年、2,376円(税込)
参考文献
水岡不二雄『経済・社会の地理学—グローバルに、ローカルに、考絵そして行動しよう—』有斐閣アルマ、2002年、3,132(税込)
月刊誌『地理』古今書院
定期試験の実施
定期試験を実施します。(教科書のコピー、他人のノートのコピーは、持ち込み不可とします。)
成績評価の方法
定期試験(60%):出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めません。
グループ討議やワークへの参加・貢献度(10%) 
発表「グローバリゼーションの中の◯◯」(30%)
実務経験と授業との関連
小学校社会科の専科担任や学級担任として、地理的学習を中心に授業実践や授業研究をしてきました。また、中学校において普通学級と養護学級に対する地理授業の非常勤講師経験があります。さらに、ESDの視点を取り入れた地理教育について、国内やカンボジアの教師、教員養成担当者等への研修講師をつとめた経験もあります。これらの経験を活かし、地理授業づくりの土台となる地理学的見方、考え方を指導します。
備考
受講心得:受講中は私語・授業とは関係のない電子機器利用・飲食は厳禁です。守れない人については以後の出席を認めません。