シラバス情報

科目名
演習Ⅱ 済・営(小笠原礼以)
授業コード
41302
担当者名
小笠原 礼以
授業題目
東アジアの経済統合
単位数
6.00単位
配当年次
4年

授業概要・授業計画
本ゼミでは東アジアの経済について学びます。東アジアは過去20〜30年の間に最も高い経済成長を遂げてきた地域です。今日では、東アジア経済圏は、北アメリカ経済圏、欧州経済圏と並び世界の3大経済圏を形成しています。ゼミではこうしたダイナミックに変貌する東アジア経済を、「経済統合」の視点から学んでいきます。
「経済統合」とは、各国が自由貿易協定や通貨・金融協力により、一層緊密な経済関係を構築することを指します。単にモノやカネの取引が増大するだけでなく、「制度的な統合」が進展しているところにグローバル化の大きな意味があります。スポーツの国際試合をするためにはルールの統一が必要ですが、経済活動においても国によってルールが異なれば、軋轢が生じます。グローバル化は国民経済を構成している制度、ルール、習慣など(あるいはその背後にある価値観)の解体を必然的に伴うのです。環太平洋地域をカバーするTPPもその一例です。
東アジア地域における経済統合の在り方は如何にあるべきでしょうか?国民経済と地域統合、グローバル化をどのように両立させればよいのでしょうか?4年ゼミでは、3年次の研究計画書を踏まえ、前期から卒業論文作成に取りかかります。東アジアの経済連携・経済統合に関連して各自テーマを設定し、資料収集、発表、ディスカッションを行っていきます。
教科書
使用しません。
活動予定
みなさんの希望を最大限取り入れたいと思います.
成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度、発表内容、論文内容によって評価します。

選考方法
履修条件
オフィスアワー