シラバス情報

科目名
スポーツで学ぶ共生力
授業コード
35036
担当者名
ソーントン フランク
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
公共財としてのスポーツを多角的に学び、性別や世代の異なる人たち、更には障がいを持った人たちと一緒にスポーツをすることで、その異なる視点や考え方を理解し、共に楽しみ活きる力を育むことを目的としています。本授業は、これまでの自分たちがプレイ(実践)してきたスポーツに限らず、さまざまな特性をもった人たちがしているスポーツの実践体験と、スポーツ活動をささえる方法などを学習することで、スポーツが持つ共に生きる可能性を実感できる内容とします。主な題材には、知的障がい者のスポーツ活動を推進する「スペシャルオリンピックス」での活動を通して学びます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本授業は、興動館科目の4つのフィールドの内、共生力に分類される授業であり、到達目標は以下のようなものです。
(1)スポーツを実際に「する(体験する)、みる、ささえる」ことでさまざまなスポーツに対する興味、関心を高める。
(2)障がい者のスポーツをを知ることで、新たなスポーツの視野を拡げる。
(3)スポーツ団体のイベントを支える活動に参加し、さまざまな人たちと一緒に活動することによって地域貢献に対する意識と実践力(共生力)を高める。
【身につく力】「知識・理解」「協働して成し遂げる力」「チャレンジする力」
授業計画
第1回 スポーツと多様性(“スポーツ”って何?「する・みる・ささえるスポーツを知る」)
第2回 ささえるスポーツ①理論(スポーツボランティアを学ぶ)
第3回 ささえるスポーツ②理論(スポーツイベントを学ぶ)
第4回 ささえるスポーツ③理論(スポーツイベントに参加する心得を取得する)
第5回 ささえるスポーツ④実践(地域のスポーツイベントに参加する)
第6回 ささえるスポーツ⑤実践(地域のスポーツイベントに参加する)
第7回 活動報告と評価 (スポーツイベントに参加した報告と評価を行う)
第8回 知るスポーツ①(さまざまな人たちを対象としたスポーツを学ぶ)
第9回 知るスポーツ②(”スペシャルオリンピックス”)
第10回 するスポーツ実践①(これまでプレイしたことのないスポーツを体験してみよう!)
第11回 スペシャルオリンピックス①(どんな方法で実践しているのか仕組みを学ぶ:クラス分けの仕組み)
第12回 スペシャルオリンピックス②(だれもが一緒にスポーツをする方法を学ぶ:ユニファイドスポーツ)
第13回 するスポーツ実践②(スポーツイベント企画&実践!)
第14回 スポーツの持つ力を考えよう
第15回 総括 

※ ささえるスポーツは、地域で行われている各スポーツ団体でイベントに参加し、実際にサポート体験もしくは観察学習(フィールドワーク)を実施し、報告します。(5月19日(日曜日)に開催される「スペシャルオリンピックス日本・広島自転車競技会」にサポートとして参加予定。授業では,障がい者スポーツ(スペシャルオリンピックスhttp://www.son.or.jp)の活動を推進します。)
関連科目
準備学習等の指示
準備学習等の指示 新聞や書籍等に常に目を通し、情報のアンテナを張り巡らせておいてください。
この授業は、興動館科目の「共生力フィールド」の授業です。毎回、共生力フィールドの達成目標を意識して授業に臨んでください。達成目標(①他者を共感的に理解する力を持つ ②豊かな自己表現力をもつ) 
各回、授業準備としてテーマに沿った内容を30分程度調べるようにしてください。レポート作成については授業中にも時間を設けますが、授業外でも2時間は作成に費やしてください。
教科書
教科書は使用しません。必要なものがあれば、授業でその都度指示します。 
参考文献
必要なものがあれば、授業でその都度指示します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
(1)平常の出席状況と受講態度(25%)、(2)課題レポート(個別)(30%)、(3)プレゼンテーション(20%)、(4)グループワーク(25%)等にて評価します。 ※この評価には、フールドワーク(必須)をもとにした評価が前提です。
実務経験と授業との関連
備考
定員を30名とします。講義と実技・実習をともなう演習形式で授業が展開されます。
詳細は、第一回目のオリエンテーションでお知らせしますので必ず出席してください。

興動館科目では、経済産業省が推奨する「社会人基礎力」の伸長度をはかるため、「プログレスシート」を作成していただきます。
※社会人基礎力とは…組織や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要な基礎的な能力