シラバス情報

科目名
情報処理の基礎Ⅳ b
授業コード
32059
担当者名
中谷 文代
副題
データベースの基礎(Accessを使った学習の応用)
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
まずは、『データベース』とはどのようなものかを体験します。
その後、データベースの設計を考え、テーブルの操作および定義から、リレーションシップの設定、クエリの作成、フォームおよびレポートの作成、マクロの入門までの一連の作業を学習します。
授業構成は、(1)前回の内容を「復習」、(2)今回の内容を解説付きで「学習」、(3)今回の学習の習熟度を演習にて測る「確認」、の3部構成を基本とします。
提出された課題の出来具合を踏まえ、翌週の授業冒頭に解説付きで復習します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
Accessを使って、簡単なデータベース作成ができるようになります。
AccessはWordやExcelと違い少し難解ですが、職場の仕事に合ったシステムを独自に開発できます。
この授業は、その基礎の入口となります。

【身につく力】
「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「情報リテラシー」
授業計画
第1回 データベースの操作体験
 Accessの概要を解説。テーブルをはじめ、クエリ、フォーム、レポートの一連の操作を体験します。
第2回 データベースの設計とテーブル作成
 データベースを作成する目的を考えた上で、その設計をします。
 また、その設計に沿って、テーブルを定義する学習をします。
第3回 テーブル応用と演習
 テーブルを作成する上で、便利なプロパティ設定を学習します。
第4回 リレーションシップの設定
 複数のテーブル間に関連付けを設定(リレーションシップ)する学習をします。
第5回 データベース設計演習
 身近なデータベースを題材に、管理する目的を考えて設計する演習をします。
第6回 総合演習Ⅰ
 新規データベースに必要なテーブルを定義・作成して、テーブル間をリレーションシップで
 関連付ける一連の流れの演習を実施します。
第7回 小テスト1(データベース基礎編)および解説
 新規データベースおよびテーブルの作成・定義とリレーションシップ設定までの内容を含んだ
 演習問題にて、習熟度を確認します。
第8回 クエリⅠ
 クエリの基本である「選択クエリ」を中心に学習します。
第9回 クエリⅡ
 第8回の内容をベースに、集計クエリやクロス集計クエリを学習します。
第10回 クエリⅢ
 少し高度な「アクションクエリ」の作成を学習します。
第11回 フォームの作成
 各種フォームの作成を学習します。主に単票形式のフォームを作成します。
第12回 レポート作成の応用と演習
 各種レポートの作成方法と、見栄えのよいレポート作成の効率的な方法を学習します。
第13回 マクロ・総合演習Ⅱ
 操作を自動化する『マクロ』の基本を学習します。
 また、「クエリ」「フォーム」「レポート」「マクロ」を総合した演習を実施します。
第14回 総合演習Ⅲ
 データベースの作成に必要な4つのオブジェクト(テーブル、クエリ、フォーム、レポート)
 作成とマクロの登録を総合した演習を実施します。
第15回 小テスト2(データベース完成編)および総括
 データベース作成の一連の流れをすべて含めた演習問題にて、その習熟度を確認します。 
関連科目
関連科目は特にありませんが、Excelの基本操作ができるほうが、より理解が進みやすいです。
「情報処理の基礎Ⅱ」もしくは「情報処理入門Ⅱ」を履修、または同等のレベルにあることが望ましいです。 
準備学習等の指示
わからない箇所については積極的に質問し、解決するように心がけましょう。
翌週の授業までに、1時間以上の復習をして次の授業に備えましょう。
小テスト前の週は、総復習に最低1時間以上の時間をかけてください。

この授業は各回の関連性が高いので、欠席すると授業内容がわからなくなることが考えられます。欠席をしないように心がけてください。
欠席した場合は、必ず翌週までに各自で最低1時間以上の自主学習をし、次回の授業に備えることを徹底してください。授業で使用したデータやテキストは、HUEナビ上にアップロードしますので、各自でダウンロードして学習しましょう。
教科書
経済的負担軽減のため、主にペーパーレス教材を使用します。教科書の購入は不要です。
PDFファイル、Accessファイル、プリントを使用します。
参考文献
参考文献はありませんが、関連する資料等はその都度配布、または参照を指示します。 
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
成績評価の割合は、以下の通りです。
・課題提出:30%
・小テスト2回:70%

以上の総合点と、平常の出席状況と受講態度を総合して評価します。 
実務経験と授業との関連
備考
<受講心得>
授業には積極的に取り組み、欠席・遅刻をしないでください。
授業間の関連性が高いため、欠席を続けると理解度が落ちます。注意してください。
<受講条件>
「情報処理の基礎Ⅱ」または「情報処理入門Ⅱ」を履修済み、もしくは同等レベルであることが望ましいです。
<ひとこと>
パソコン技能は、努力した分、成果が出やすいものです。出来るようになる楽しさを体験しましょう!