シラバス情報

科目名
演習Ⅰ メ(中村克洋)
授業コード
41517
担当者名
中村 克洋
授業題目
演習Ⅰ メ(中村克洋)
単位数
4.00単位
配当年次
3年

授業概要・授業計画
本授業では ①「言語とは何か(ソシュールの言語学研究)」 ②「日本語とは如何なる言語か(比較言語学研究)」 ③「日本語の特異性と日本文化(日本語・日本人・日本文化の対比研究)」④「日本語の言語表現(自己説得 self−persuasionとアサーティブクエスチョンassertive question)の研究」等、日本語についての理論と実践の基礎を学び、演習ゼミⅡで行う本格的研究に備える。
【前期授業計画】
第 1 回 「言語とは何か」 言語の発生、スーパーDNAとしての言語『人類進化と言語』
第 2 回 「言語とは何か」 ソシュールの言語学基礎(シニフィエとシニフィアン、ラングとパロール)
第 3 回 「日本語とは」 比較言語学による『日本語』
第 4 回 日本人の論理や規範と日本語『茶の湯』
第 5 回 日本文化の成り立ちとその概念『大和尊と縄文文化』
第 6 回 日本語の特異性 1. 「察しの文化」と日本人の特異性 『露皇太子襲撃事件の風評と日本人』
第 7 回 日本語の特異性 2. 「本音とタテマエ」社会的規範の変遷『関ヶ原開戦前夜のシナリオ』
第 8 回 日本語の特異性 3. 「和をもって貴しとなす」元寇と朝廷『〝神風〟という信仰』
第 9 回 日本語の特異性 4.「日本人の言語生活と日本文化」根回し文化の是非『名君が失脚する時』
第10回 日本人と『怨霊信仰』①出雲大社と『大物主の謎』
第11回 日本人と『怨霊信仰』②桓武天皇と平安京『結界都市の意味』
第12回 言霊と日本人「言霊と文化・政治・言語」怨霊信仰と政治の不可分性『小倉百人一首の謎』
第13回 「説得技法」 自己説得(self−persuasion)と質問技法
第14回 「自己主張型質問」とアサーティブクエスチョン(assertive question)
第15回 「コミュニケーション・サイクル」 質問と自己主張の会話サイクル。「まとめテスト」
【後期授業計画】
第 1 回 「就活のコミュニケーション」 ①就活の流れ・全体的把握
第 2 回 「就活のコミュニケーション」 ②面接の流れ・種類・全体的把握
第 3 回 「就活の文章表現」①エントリーシート・計画
第 4 回 「就活の文章表現」②文章表現実践
第 5 回 「就活の文章表現」③エントリーシート作成
第 6 回 「就活の文章表現」④エントリーシート検討・完成
第 7 回 「就活の音声表現」①基本姿勢・発声練習
第 8 回 「就活の音声表現」②活舌練習
第 9 回 「就活の音声表現」③発声技法の練習
第10回 「就活の身体表現」笑顔・明るさ・元気の技法研究
第11回 「就活の面接表現」①ディベート研究・実践
第12回 「就活の面接表現」②集団面接研究・実践
第13回 「就活の面接表現」③個人面接研究・実践
第14回 「就活の面接表現」④面接表現技法研究のまとめ
第15回 「就活の各種表現技法まとめ」 面接における 質問と自己主張の会話サイクル。「まとめテスト」
教科書
「生き方」の教科書 中村克洋著 文芸社を使用する。
また、独自に編纂した「日本語・言語表現技法 上・下」の冊子を配布する。さらに、必要に応じてプリントや資料を配布。尚、参考図書として以下の本を読んでおくことが望ましい。
【参考図書】
「金田一春彦著作集」(第一巻) 金田一春彦著 玉川大学出版部  「日本語上・下」 金田一春彦著 岩波新書 「実践言語技術入門」 言語技術の会編 「説得技術のプロフェッショナル」 伊東 明著 ダイヤモンド社 「ソシュールの思想」 丸山圭三郎著 岩波書店 「言葉力による逆発想のススメ」 中村克洋著 広島経済大学地域経済研究所 「逆境をチャンスにする発想と技術」 中村克洋著 プレジデント社 「生き方はスポーツマインド」中村克洋著 角川書店  山田久志「優しさの配球、強さの制球」中村克洋著 海拓社 「逆境をチャンスにする発想と技術」中村克洋著 プレジデント社  教科書(中村克洋著・希望者には配布)「説得コミュニケーション」
「生き方」の教科書〜〝夢〟と〝幸せ〟を実現させる「科学的・実証的人生学」中村克洋著 文芸社

活動予定
講義と小テスト、リポート提出を毎回行う。合宿などは行わない。何よりも「学ぶ意欲」を持つこと。グループ作業への無断欠席については厳しく対処する。遅刻は原則認めない。受講中は私語厳禁、守れない者については以後の出席を認めない。 
成績評価の方法
平常の出席状況と授業態度と、毎回の小テストとリポートの成果の度合いを見て、総合判断で評価する。

選考方法
単位の取得状況や学習意欲、言語に対する興味の度合い等を、面接により判断して、適切と認めた方を選考する。 
履修条件
二年次生で、単位の取得状況が良好な者。三年進級の可能な者。
オフィスアワー
月曜日10時から16時まで。興動館三階の研究室で。事前に電話かメールでアポイントメントを取ってください。