シラバス情報

科目名
ビジネスデータ分析
授業コード
24036
担当者名
山村 耕一郎
副題
ビジネスデータの所在と使い方について学ぶ
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
この授業(講義)では、企業の意思決定にかかわる統計分析、損益分岐点分析、経営分析について、その基本を学習します。また、その際に必要となる数値データのインターネットを介した取得や、その作成プロセスについても学習します。
この授業で取り上げる手法のなかには、統計学や財務諸表の知識を必要とするものがあります。必要に応じて基本的な解説を行いますが、それを超える部分については、他書にゆだねることにします。
この授業では、各回の授業の最後に小テストを実施する場合があります。小テストは、授業内容の理解度をはかるものであり、現に出席している受講生に対して行われます。その解答は、次回の授業の冒頭で、解説付きで紹介します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
企業には、社内外のデータを最大限に活用することによって、状況に応じた適切な意思決定をすることが求められています。その間違いを少なくするためには、データを科学的に分析した結果に基づく判断も必要になります。この授業では、みなさんが、意思決定に役立つ分析方法、そこで必要となる数値データの所在、その作成プロセスにかかわる知識などを修得することによって、問題解決力を伸ばすことを目指します。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」
授業計画
第 1 回 授業全体のガイダンス
第 2 回 仮説と検証
第 3 回 データ分析のイロハ
第 4 回 データ分析の落とし穴
第 5 回 1次元データの分析
第 6 回 2次元データの分析
第 7 回 企業分析(データの所在と読み方)
第 8 回 企業分析(財務データの分析)
第 9 回 意思決定と分析ツール
第10回 企業が作成する統計
第11回 業界が作成する統計
第12回 官庁が作成する統計(国勢調査)
第13回 官庁が作成する統計(統計分類)
第14回 意思決定の実践
第15回 補充講義とまとめ
関連科目
経済入門、経営入門、情報入門演習S、ビジネス統計学、会計学基礎
準備学習等の指示
事前に配布した資料を読み、理解できない言葉の意味を調べ、内容を把握し、質疑応答ができるようにしておいてください。そのために、60分以上の予習を心がけてください。また、復習はその日のうちに繰り返し行い、知識を確実に身につけてください。
教科書
教科書は使用しません。資料(冊子)を配布します。
参考文献
嶋田毅監修『MBA定量分析と意思決定』ダイヤモンド社、2003年。(2,800円+税)
山村耕一郎『パソコンと統計学』農林統計協会、2002年。(1,800円+税)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
成績評価は、小テスト(30%)と定期試験(70%)による総合評価とします。遅刻者や受講態度がかんばしくない者については減点があります。
なお、この授業では、出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めないことにします。
実務経験と授業との関連
備考
受講マナーを厳守してください。守れない人については、以後の出席を認めないことがあります。