シラバス情報

科目名
生きがいづくりの作戦会議
授業コード
35006
担当者名
中村 克洋
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
【授業内容】
雷鳴は人類に「宗教の心」と「科学の心」を芽生えさせました。言い換えれば「神への畏怖」と「真理への渇望」です。本授業では「考えること」を学びのメインテーマとします。我々は何処から来て何処へ行くのか、我々は何者であるのかという疑問について、どこまでが解っていて、どこまでが解っていないのかを、自然科学や社会科学の分野の最新の研究成果をもとに「考え」ていきます。
【授業方法】
今わかっている確実なことをきっかけに「もう一度考える」、つまり「仮説から実例提示、そして、ケーススタディー」というステップを経て「生きがいづくりの作戦会議」から「幸せへの道しるべ」を見つけ出していきたいと思います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本授業は、興動館科目の4つのフィールドの内、元気力に分類される授業であり、到達目標は以下のようなものです。(1)この世の中に対する偏見や恐れのない「勇気」「元気」「やる気」「生きがい」「やりがい」が生まれます。(2)「不可解な何か」に対する恐れや不安がなくなり、大いなる「やる気」を持って社会に雄飛できるようになります。(3)常に『考える(考察する・哲学する)』という行為を通して、「人間らしい」生き方を模索できるようになります。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」 
授業計画
第 1 回 オリエンテーション 我々は何処から来て何処へ行くのか、我々は何者であるのか  
第 2 回 『哲学する(考察する)』ということ 人生を科学する・その手法とは 「絶対」ではなく「相対」の世界での、科学的「生きざま」研究の方法
第 3 回 『人間は何を考えてきたか』の考察 哲学の歴史(人類起源から現代までの哲学的思考の推移概観)
第 4 回 『存在』の考察 この世はなぜかくあるか〜ミクロ・マクロ宇宙、物理学の最先端〜   
第 5 回 『仕事』の考察 プロであるとは 何を仕事にするか 仕事の美学
第 6 回 『運命』の考察 逆境とは 幸・不幸の境目 報道現場の悲劇 悲運は変えられるのか 
第 7 回 『価値観』の考察(見直し) 幸せの境界線 価値観の再検討 逆境をチャンスにする発想と技術
第 8 回 『発想法』の考察 研究書より抜粋「逆発想法」 逆境脱出ノウハウ(逆境は必ず好転する)
第 9 回 『夢』の考察 イメージングによる夢実現法『夢を叶えるテクニック』  
第10回 『男と女』の考察 男女の能力分野のちがい 
第11回 『人間』の考察 考古学から哲学、スピリチュアリズムまで
第12回 『死』の考察 「死とは何か?」の最先端科学 退行催眠から輪廻転生まで
第13回 『生』の考察 「生きるとはどういうことか?」の最先端科学
第14回 『老子(道徳経)』の世界観の考察 「無為自然」「無欲恬淡」の現代的意味
第15回 まとめ『生きがい』の考察
関連科目
「わが人生の転機 Ⅰ・Ⅱ」 「ライフプラン(人生設計)でやる気づくり」 「禅(ZEN)で元気なこころとからだをつくろう」  
準備学習等の指示
この授業は、興動館科目の「元気力フィールド」の授業です。毎回、元気力フィールドの達成目標を意識して授業に臨んでください。達成目標は以下です。
<元気力フィールド>
①失敗から元気に立ち上がるための意欲・気概をもつ。 
②自分の長所を発見し、自分の将来に展望をもつ。

 本授業では『考察する(考える)』ということが最も大切です。各授業のテーマを振り返って、自分の考えをまとめましょう。次回の授業のテーマを真剣に考えて、自分のスタンスをある程度確立してから授業に臨みましょう。そのために1時間程度の予習をしましょう。
教科書
「生き方」の教科書 中村克洋著 文芸社 を使用。また、毎回、資料やレジュメを配布します。
参考文献
「説得技術のプロフェッショナル」 伊東 明著 ダイヤモンド社 「世界十五大哲学」 大井 正 寺沢恒信共著 PHP文庫  「言葉力による逆発想のススメ」 中村克洋著 広島経済大学地域経済研究所 「逆境をチャンスにする発想と技術」 中村克洋著 ダイアモンド社 「発想法」川喜多二郎著 中公新書 「プロジェクト発想法」金安岩男著 中公新書 「山田久志・優しさの配給、強さの制球」 中村克洋著 海拓舎 「生きかたはスポーツマインド」 中村克洋著 角川書店
尚、授業の最終回に、是非とも読んでほしい文献をまとめてお知らせします。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
(1) 出席状況と受講態度…25%
(2) グループワークにおける貢献(発言やリーダーシップの発揮)…25%
(3) ミッションシート(毎回行う講義部分の演習やリポート)の提出と内容…25%
(4) 小テストの成績…25%
尚、毎回の提出物が出ていない者は欠席扱いとします。  
実務経験と授業との関連
アナウンサーとして、あらゆる社会現象の現場に身を置いてきた経験を活かして、「如何に生きるか」という「生き方」研究を行っていく。
備考
定員を30名とします。
興動館科目では、経済産業省が推奨する「社会人基礎力」の伸長度をはかるため、「プログレスシート」を作成していただきます。
※社会人基礎力とは…組織や地域社会の中で様々な人々とともに仕事を行っていく上で必要な基礎的な能力です。