シラバス情報

科目名
広島地域ものづくり事情
授業コード
21075
担当者名
野北 晴子、坂間 十和子、藤谷 則夫
副題
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
広島県は、古くから「ものづくり」の県として知られてきました。そして、広島には独自の発想で世界をあっといわせる企業が、多数現れています。しかし、近年、国内外ともに競争が激しく、また、新技術の進展も著しいものがあります。企業はこれまでのやり方を根本的に改め、新しい発想・やり方で、大きく変貌を遂げようとしています。
本講義は、このような企業のトップ、現場で仕事に携わる方々に、「ものづくり」現場における苦労や成功体験をお話いただき、企業が問題解決のためにどのように取り組んできたかを理解して、学生諸君がそれを糧とするとともに、視野を広げ、新しい発想力を身につけることを目指しています。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.広島地域における経済、企業活動の実態を「ものづくり」現場の講話を通して実感・理解し、その内容を説明できようになる。
2.社会人としての人間のあるべき姿を理解し、将来の生き方の参考とする。(社会人として成功するには何をすべきか等)
3.【身につく力】「問題解決力」、「斬新な発想をする力」、「チャレンジする力」
授業計画
第1回  ガイダンス
第2回  ひろぎん経済研究所—広島地域におけるものづくりの変化、最近の動向
第3回  白鳳堂—伝統産業(書道筆)の技術を活かした新ビジネス(化粧筆)の展開
第4回  サタケ—食品加工機械の総合メーカー<精米プラントで日本シェアー90%>
第5回  平田観光農園—農業と観光の一体化<楽しい農業>
第6回  アトム—アトム㈱の歴史と市場での役割一
第7回  三宅—縫い針の製造から総合防犯機器メーカーへ変身
第8回  賀茂鶴酒造−広島の酒づくり
第9回  アドテックプラズマテクノロジー—ベンチャービジネスの経営と実践
第10回 三島食品—人と仕組みのものづくり 
第11回 歴清社—世界唯一の金箔・銀箔を使った内装材製造メーカー 
第12回 研創−金属製サインの分野でシェアナンバーワン
第13回 ダイキョーニシカワ—業界トップクラスのプラスチック加工技術
第14回 マツダ—マツダの商品開発の紹介
第15回 田中電機工業—これからの学生に期待することー中小企業経営者のひとりごと

注.講義スケジュールは各社の日程の都合により変更となる場合があります。
関連科目
中四国地域特別講義(流通・サービス・製造)
準備学習等の指示
次回講義実施企業について、概要、事業内容について事前調査をして提出してください。そのレポートには最低1問の質問事項を記入する必要があります。
事前に調べることにより、授業の理解度が高まります。1時間以上は予習に時間をかけましょう。
教科書
教科書はありませんが、毎回、講師の先生方の講義レジュメまたは資料を配布します。
参考文献
渡辺昌彦編(2009・2014)広島のものづくり先進企業」1・2、渓水社
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
成績評価は、出席状況及び毎回の受講カード内容、受講態度等40%、レポート(3回)60%の評価で行います。
レポートは、全提出を前提として、授業内容をまとめるだけでなく、自分で調べ、それに対する自分の意見を評価します。他人のレポートの写しやWEBからの盗用、授業内容と関係ない論述をした場合は、その回のレポートは評価しません。
実務経験と授業との関連
 経済界の社長や実務責任者による講義なので、生きた経済や業界動向を学ぶとともに、社会人として働く上で、示唆に富んだ話を受講できる。極めて実践的な授業である。
備考
・授業開始5分経過後は入室を禁止します。
・本講義は、希望者が多い場合、選考により120名を定員とします。
・本講義は広島県で活躍中の企業から講師をお招きし、オムニバス形式で進行していきます。
そのため、遅刻・私語といった授業環境を悪化させる行為及び携帯電話の使用、居眠りなどマナーに
 反する行為については、他の講義以上に厳重に注意します。こうしたマナーを守れない 学生の受講
はお断りします。