シラバス情報

科目名
マーチャンダイジング論Ⅰ
授業コード
22061
担当者名
石川 明美
副題
品ぞろえの基本的戦略
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
この授業は、講義形式で進めます。まずマーチャンダイジングと密接に関係する流通産業の動向やマーケティングとの関係について取りあげます。続いて、小売業の品ぞろえの全体の流れからマーチャンダイジングには商品構成や商品調達や販売方法等が含まれることを確認していきます。これらを踏まえて、マーチャンダイジングの基本的戦略の重要性について学ぶことにします。
毎回授業の最後に3つの課題を実施します。1つめの課題は、これまでの授業の内容の中で重要だと思ったことについて述べてもらいます。2つめの課題は、本日の授業の内容の中で重要だと思ったことについてまとめてもらいます。3つめの課題は、授業の内容と関連させた新聞の切り抜き等を配布しますので、授業の内容と関連させながら感想を述べてもらいます。
次回の授業の冒頭で、3つの課題について振り返り、解説を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業では、マーチャンダイジングの基本的戦略としての対象需要の明確化と対象顧客の明確化について理解し、その内容を説明できるようになることを目標とします。このマーチャンダイジングの基本的戦略を踏まえて、後期開講の「マーチャンダイジング論Ⅱ」ではマーチャンダイジングの具体的戦略について学んでいきます。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決能力」「斬新な発想をする力」
 
授業計画
第 1 回 21世紀の流通産業
第 2 回 三位一体のマーケティング
第 3 回 流通のダイナミックスとマーチャンダイジング
第 4 回 マーチャンダイジングとは何か
第 5 回 小売業におけるマーチャンダイジングの流れ—5つのステップ—
第 6 回 コンビニエンス・ストアのマーチャンダイジング
第 7 回 株式会社と生活協同組合の本質的な違いとマーチャンダイジング
第 8 回 計画の意義と計画の作り方
第 9 回 マーケティング計画との連動
第10回 マーチャンダイジングからとらえた現状分析 
第11回 マーチャンダイジング戦略の立案
第12回 新規に登場する市場
第13回 需要の組織化
第14回 ライフスタイル・マーチャンダイジングの将来 
第15回 環境問題とマーチャンダイジング 
関連科目
マーケティング論基礎、マーケティング論、サービス・マーケティング論、流通システム論Ⅰ・Ⅱ
準備学習等の指示
授業後は配布プリントを読み直し、ノート整理をするために40分程度自宅学習の時間を取りましょう。

教科書
教科書は使用しませんが、その代わりにプリントを配布します。
参考文献
(1) 田島義博『マーチャンダイジングの知識』(第2版)日本経済新聞社、2004年(本体830円)
(2) 上田隆穂・青木幸弘編『マーケティングを学ぶ 〈上〉 売れる仕組み』中央経済社、2008年(本体2600円)
(3) 青木幸弘・上田隆穂編『マーケティングを学ぶ 〈下〉 売れ続ける仕組み』中央経済社、2009年(本体2600円)
(4) 流通経済研究所編『インストア・マーチャンダイジング』(第2版)日本経済新聞出版社、2016年(本体2400円)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験60%、授業中の課題40%で評価を行います。なお11回以上の出席者に対しては、100点満点の外枠で加点します。ただし100点を超えた場合には、100点満点とします。
実務経験と授業との関連
備考
・授業中の私語やスマートフォン・携帯電話の使用、飲食、化粧等の授業を妨害するマナー違反は厳禁です。