シラバス情報

科目名
スポーツ施設マネジメント
授業コード
26036
担当者名
渡辺 泰弘
副題
スポーツ施設の維持管理・役割を学ぶ
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
体育・スポーツにおいて,人的管理,施設・用具の管理,財務管理,情報管理などの経営学的なものの見方,考え方が必要不可欠となっている.本講義では,公共及び民間スポーツ施設運営に関わる諸側面から,屋内外のスポーツ施設の維持管理・役割を学ぶとともに,イベントや教室,プログラムの具体的なマーケティング・マネジメントを学ぶことを目標とする.
※毎回授業の最後におさらいテストを実施し,次週の授業の冒頭で解説を行う.
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
公共スポーツ施設や民間スポーツ施設の維持管理・役割,安全対策,イベント運営,地域スポーツ施設のマーケティング,学校体育施設の運営等に焦点をあて,知識の習得を目指す.
【身につく力】「知識・理解」「コミュニケーション能力」「斬新な発想をする力 」 
授業計画
第1回 ガイダンス              講義概要、目的の理解、受講上の注意、資格説明
第2回 スポーツ施設のマーケティング     市場機会の分析、ターゲットマーケティング
第3回 スポーツ施設の安全管理       事故と対策(リスクマネジメント、法的責任)
第4回 屋内スポーツ施設の維持管理と諸規則 保守・点検、チェックシート、清掃、修繕・改修                           ライフサイクルコスト(LCC)など
第5回 スポーツ施設の音響と照明の維持管理 音響設備、照明設備、メンテナンス
第6回 スポーツ施設の用器具の維持管理 事故防止、保守点検、メンテナンス
第7回 屋外スポーツ施設の維持管理と諸規則 グラウンド舗装・整備、グラウンド損傷
第8回 中間のまとめ(これまで学んできたことの復習)およびフィールドワーク グループ分け
第9回 スポーツ施設事例  スタジアム、アリーナなどの事例
第10回 芝生の造成と維持管理(人工芝含む) 芝の種類(天然芝)、スポーツターフ、床土
第11回 学内スポーツ施設点検(フィールドワーク① 屋内)
第12回 水泳プールの維持管理と諸規則 (外部講師を予定)水温、水質、プール事故、
                              安全管理、対応マニュアル
第13回 学内スポーツ施設点検(フィールドワーク② 屋外)
第14回 スポーツ施設プレゼンテーション(各グループによる)
第15回 まとめ 
関連科目
スポーツ経営学 スポーツ産業論 地域スポーツ論 地域スポーツ貢献演習 救急処置法
準備学習等の指示
テキストの復習と予習を行うこと(それぞれのテーマ前には必ず演習ノートに目を通し,わからない用語などは事前に調べてくること.約30分以上は予習に時間をかけること).
教科書
日本体育施設協会発行のテキストを使用(受講者はテキスト購入の義務.値段1,000円).その他,適宜,資料を配布
参考文献
月刊体育施設[スポーツファシリティーズ](公財日本体育施設協会監修),その他必要に応じて紹介
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
1)定期試験(60%)2)課題・レポート(10%) 3)おさらいテスト(10%) 4)授業参加度(20%)にて評価します。なお,広島経済大学学内細則に従い「出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には,定期試験の受験を認めない(その他,受講態度等,ふさわしくない者についても同様)」.
実務経験と授業との関連
備考
受講心得:私語厳禁,提出物の期限厳守,ノートをきちんととる,TPO,講義の予習と復習
そ の 他:講義内で実施される資格認定試験に合格し,所定の手続きを行うことにより資格が付与されます.本学で開講される救急処置法(3年次開講)を受講すること.
<資格認定試験の実施について>
(1)資格認定試験は択一形式の筆記試験とする,(2)講義をすべて履修した学生のみ受験可,(3)テキスト・資料の持ち込みは不可,(4)受験料:10,000円(合格した場合は資格認定登録料20,000円を負担)
※体育施設管理士
体育施設管理士の役割は,屋外・屋内などの体育スポーツ施設の整備を管理することです.スポーツ活動では,施設の少しの不備が取り返しのつかない大事故に繋がりかねません.講習会では、施設を利用する人が安全に,安心して楽しく活動できるよう,各種器具取扱いの知識をはじめ,万が一事故が起こった時の法的責任など,施設管理者として必要とされる様々な知識の習得を目指します.
平成29年度現在,8,267名の有資格者が全国の体育スポーツ施設で活躍しています.