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 教員名 : 中村 克洋 
						
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					 科目名 
							メディアビジネス特講I 
							授業コード 
							25025 
							担当者名 
							中村 克洋 
							副題 
							説得コミュニケーション 
							単位数 
							2.00単位 
							配当年次 
							3年 
							開講学期 
							2019年度前期 
							教職免許種類 
							授業内容 
							説得(的)コミュニケーションとは、受け手(コミュニケーションの相手)の行動や意見を特定の方向に変化させ、それによって相手の行動を変化させることを狙った(意図的)コミュニケーションです。本特講では、この説得(的)コミュニケーションを、ビジネスの現場での様々な説得行為に集約して、その理論と実践の考察を行います。古典的説得技法で説得(的)コミュニケーションの理論を確認し、その発展的段階として「自主説得」という(心理的な反発を生まない)最先端の説得技法の学習、熟達をはかります。授業の最後に、適宜、小テストを実施し、解答を次週の授業の冒頭で行います。 
							到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 
							ビジネスにおいて、もっとも大切な「説得技法」を使いこなし、目覚ましいビジネス実績を残せる「説得のエキスパート」となることを到達目標とします。 
							【身につく力】「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」「斬新な発想をする力」 授業計画 
							第1回 オリエンテーション  〝ことばの戦場〟で『説得』を武器に生きる{『前田利常の人心掌握』 
							第2回 〝何が〟『人を動かす』のか〝説得心理〟の分析・説得の基礎を知る『薩摩の戦後交渉』 第3回 説得は『二つの原理』が支配・『一貫性の原理』と『返報性の原理』 第4回 『一貫性の原理』〝フット・イン・ザ・ドア〟「フット・イン・ザ・マウス」 第5回 『返報性の原理』〝ドア・イン・ザ・フェイス〟「ローボール・テクニック」 第6回 新原理を理解する ①『自主説得』は〝ウィンウィン〟 第7回 新原理を理解する ②非常に興味深い〝ある実験〟 新原理の〝心理的背景〟 第8回 新原理を理解する ③〝メリット〟を自主的に認識する事から始まる『自主説得』 第9回 最新理論『自主説得』の〝実践〟 ①『自主説得』のノウハウ『イイとこ掘り』 第10回 最新理論『自主説得』の〝実践〟 ②アトから効く『ラべリング』の驚くべき効果 第11回 最新理論『自主説得』の〝実践〟 ③『謙遜』の完ぺき効果 『ラべリング』との合体 第12回 最新理論『自主説得』の〝実践〟 ④『自己主張』から『自主説得』へ 第13回 すごいパワーで〝自己啓発〟ができる『自主説得』による〝自分〟説得 第14回 〝言霊〟と『自主説得』 第15回 〝困難〟〝逆境〟が克服できる『自主説得』 関連科目 
							コミュニケーションと文化 音声メディア論 人を動かすことばと話し方 
							準備学習等の指示 
							 前回の授業内容を踏まえて、新しい展開を積み重ねていくという授業展開なので、予習・復習を1時間すること。 
							教科書 
							本授業用に作成した教科書『〝説得〟コミュニケーション』(配布)を使用します。 
							参考文献 
							「金田一春彦著作集」(第一巻) 金田一春彦著 玉川大学出版部  「日本語上・下」 金田一春彦著 岩波新書   「実践言語技術入門」 言語技術の会編    「逆境をチャンスにする発想と技術」 中村克洋著 ダイアモンド社 「逆説の日本史」①②③ 伊沢元彦著 小学館  
							定期試験の実施 
							定期試験を実施します。 
							成績評価の方法 
							定期試験:80% 小テスト・リポート・授業態度:20% 出席回数が11回以上からの出席は100点満点の外枠で評価します。ただし、100点を超えた場合は、100点満点とします。 
							実務経験と授業との関連 
							アナウンサーとして、言葉のあらゆる実践現場に身を置いてきた経験を活かして、説得というコミュニケーションを解説、指導していきたいと思います。 
							備考 
							注意事項:グループ作業への無断欠席については厳しく対処します。 
							受講心得:受講中は私語・飲食厳禁、守れない者については以後の出席を認めません。  |