シラバス情報

科目名
スポーツメディア論
授業コード
26018
担当者名
渡辺 勇一
副題
スポーツを伝える構造・機能を理解する
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
スポーツ報道に携わる多彩なメディア(報道媒体)の特性と、互いにどう絡み合っているかを探ります。新聞・雑誌など活字媒体とラジオ・テレビなど電波媒体、ネット等ニューメディアの実態、スポーツ報道へのスタンス、弊害を検証しながら今日的な課題を提起します。後半は放送権料や多チャンネル化などテレビをめぐる問題などに焦点を当て、マネジメント会社などスポーツを取り巻く現況にも言及します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
各種メディアの特性を理解したうえで、スポーツ報道への取り組みや変化、課題など問題意識を養います。同時に各種メディアの報道を鋭く読み解く「メディアリテラシー」の涵養を目指します。
【身につく力】「知識・理解」「情報リテラシー」
授業計画
第 1回 スポーツメディアとは何か
第 2回 概論①新聞の特性
第 3回 概論②通信社・スポーツ紙の機能
第 4回 概論③ラジオのスポーツ報道
第 5回 概論④テレビとスポーツ放送
第 6回 概論⑤スポーツ雑誌の変遷
第 7回 概論⑥漫画・アニメのスポーツ観
第 8回 概論⑦スポーツとニューメディア
第 9回 各論①放送権ビジネス
第10回 各論②テレビのスポーツ支配
第11回 各論③スポンサーシップ
第12回 各論④進化する中継技術
第13回 各論⑤多チャンネル時代
第14回 各論⑥メディアの周辺
第15回 各論⑦広告会社のスポーツ戦略
関連科目
前期開講の「スポーツジャーナリズム論」を履修したうえで授業に臨んでください。
準備学習等の指示
新聞、テレビなどのスポーツ報道に関心と問題意識を持っていてください。とりわけ、日々の新聞を事前に閲覧した上での受講が望ましく、自宅で購読していなければ本学図書館で目を通してください。テレビのスポーツニュースにも関心を払ってください。毎回の講義開始までに予習として約30分、新聞を読む努力を続け、受講の後にはHUE-NAVIに登録してある授業資料(プリント、パワポ)を活用して、30分程度復習すればより理解が深まります。
教科書
教科書は利用しません。毎回、講義プリント(レジュメ)を配布し、パワーポイントを活用します。
参考文献
講義の中で適宜、指示します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(60%以上)、出席状況、受講態度等の評価(40%以内)で総合的に評価します。また、講義に配布するコメントシートの記載内容も評価の対象とします。
出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合は、定期試験の受験を認めません。
実務経験と授業との関連
広島の地方紙、中国新聞社で30年以上スポーツ取材や編集に携わった経験を有します。スポーツ報道を巡る各種メディアの最新動向や問題点を分かりやすく伝えます。
備考
受講中の私語は厳禁し、場合によっては退席を求めます。遅刻や着帽などは厳しく注意します。基本的マナーの徹底を求めます。