シラバス情報

科目名
自然地理学Ⅰ
授業コード
14028
担当者名
楮原 京子
副題
地形の形成プロセスと作用
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類
高校一種(地理歴史)

授業内容
授業は講義形式を中心に行いますが,学習内容に応じた現地調査にも取り組みます.
この授業では,系統地理・自然地理分野を正しく理解し,深めていくことをねらいとしています.
特に本授業では様々な地形を取り上げ,その地形が形成されたプロセスと環境について整理します.そして,地形が形成された過程を紐解くことによってみえてくる自然災害と人との関わり方や,エネルギー問題,環境問題についても考えていきます.
毎回授業の最後に小テストまたは作業を実施します.解答や解説は次週の授業の冒頭で行います.
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
自然環境としての地形とその形成に関わる基本的なプロセス,環境を理解し,生活基盤である土地に起こりうる自然災害や環境問題について考え,自然環境と生活との関わりについて関心を持てるようになることを目指します.
【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力」 「問題解決力」
授業計画
授業概要(概要は以下の通りだが,日程の詳細と順番は変更があり得る)
 1回 ガイダンス・・・授業の進め方,地形を読むと言うことについて
 2回 地形の空間的規模と時間的背景
 3回 地形を形作る力と働き
 4回 大地形
 5回 火山地形
 6回 変動地形
 7回 流水が作る地形
 8回 河川が作る地形
 9回 海岸の地形
10回 氷河による地形
11回 周氷河による地形
12回 乾燥〜半乾燥地形
13回 地すべりと風化
14回 組織地形
15回 地形からみた自然環境と人間との関わり方
関連科目
なし
準備学習等の指示
約30分以上は復習にかけましょう.
復習では授業で新しく習った用語を調べたり,授業で取り上げた地域(地名)が,地球上のどの位置にあり,周りにはどのような事物がみられるのか確認したりして,授業で学んだ内容が,あやふやな状態から確かな状態になるよう取り組んで下さい.
教科書
特になし.適宜,授業で資料を配布します.
参考文献
貝塚ほか『写真と図で見る地形学』,東京大学出版会
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
出席点はありません.3分の2以上の出席が定期試験の受験資格です.
評点の割合は,小テスト・作業:20%,課題:20%,定期試験:60%です.
実務経験と授業との関連
備考
不必要な授業時間途中での出入り,私語,飲食は厳禁とします.
現地調査の実施日時・場所等は受講生と調整の上,決定します.