シラバス情報

科目名
スポーツ栄養学
授業コード
26032
担当者名
山岡 雅子
副題
スポーツのための栄養と食事
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
生活習慣病の予防・改善,健康維持・増進及びスポーツ競技力を高めるためには,適切な運動・栄養・休養が欠かせない。スポーツ栄養学を理解するためには,運動と栄養,双方の基礎的知識が必須である。この科目では,運動と栄養の関係について,運動生理学,トレーニング科学,スポーツ医学,栄養学の基礎的知識を深め,応用知識や実践技術として,健康増進とスポーツ競技力向上のための栄養に関する知識を修得する。この科目では,健康づくりのための運動指導からスポーツ選手の競技現場まで,幅広く活用できるスポーツ栄養学を科学的根拠に基づいて学ぶことを目標とする。
この科目では,基礎的知識として,栄養素の種類・機能・代謝,エネルギー代謝,運動時の生理的特徴,特殊環境下の生理的特徴について理解を深め,それらについて説明することができる。また,応用的知識として,運動時の栄養補給(糖質,脂質,蛋白質,ビタミン及び無機質の摂取),運動時の水分補給,サプリメントとエルゴジェニックエイド,試合前後及びトレーニング期の食事について学び,それらについて説明することができる。  
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【身につく力】「知識・理解」,「論理的思考力・分析力」  
授業計画
第1回 ガイダンス・栄養学の基本
第2回 トレーニングとエネルギー代謝
第3回 エネルギー消費量とエネルギーバランス
第4回 競技者の身体組成
第5回 運動時の生理的特徴と競技者の体力評価
第6回 競技者の食事の基本
第7回 競技者のたんぱく質・アミノ酸摂取
第8回 競技者の骨の健康、貧血と栄養摂取
第9回 ビタミン・抗酸化物質と運動
第10回 水分補給
第11回 サプリメントとエルゴジェニックエイド
第12回 試合前後およびトレーニング期の食事
第13回 競技者の栄養指導の実際
第14回 競技者の献立作成
第15回 競技者の食事管理・まとめ  
関連科目
健康運動プログラム論,スポーツ生理学,スポーツ医学 
準備学習等の指示
事前に配布した資料を通読しておくこと。わからない用語はなどは事前に調べてくること。約40分以上は予習にかけましょう。  
教科書
教科書は使用しない。複写資料教材等を適宜,授業時に配布する。   
参考文献
改訂 環境・スポーツ栄養学 金子佳代子,高田和子 編,建帛社
スポーツと健康の栄養学 下村吉治 著,NAP
基礎栄養学 奥恒行,柴田克己 編,南江堂
新版 コンディショニングのスポーツ栄養学 樋口満 編,市村出版"
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
期末試験(80%),課題レポート(10%),受講態度(10%)の割合で総合的に評価する。
授業時間数の3分の2に満たない者は,定期試験の受験を認めない。  
実務経験と授業との関連
備考
"※ 日本スポーツ協会公認スポーツ指導者養成講習共通科目

【履修上のアドバイス,禁止行為】
1)事前学習(予習),事後学習(復習)をする。
2)受講態度は,積極的な授業参加だけでなく,私語の抑止,携帯電話の禁止,教室内での飲食禁止等の授業のマナーを守ることを含む。
3)無断の途中退室は認めない。遅刻または無断の途中退室をした場合は3回につき欠席1回分として取り扱う。
4)履修生の理解度に応じて,15回の授業計画の内容を変更することがある。