シラバス情報

科目名
映像編集 b
授業コード
25013
担当者名
山下 明博
副題
ソフト(Premiere)で動画を編集する
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
「映像編集」は、現在、ビデオ編集の主流となっているノンリニア映像編集の手法を学ぶための演習です。ノンリニア映像編集とは、デジタルカメラなどで録画した映像をコンピュータ上のハードディスクに取り込み、コンピュータ上で編集する手法のことです。時間軸を気にせず、好きなシーンをつなぎ合わせることができ、画質や音質の劣化がないという特徴があります。この演習では、映像編集処理の基本として、最初にPremiereというソフトウェアの基本操作を学びます。次に、静止画、動画、オーディオといった映像素材の取り扱いを学び、それらの素材に対する合成処理を学びます。そして、最終的には、独自の応用作品を制作し、出力を直接DVD−RやBlu-rayに書き込む技術を学びます。提出された作品については、次週の授業の冒頭で解説を行います。プロ向けノンリニア編集ソフトとしては、Adobe社のPremiere Proがもっとも優れていますので、このソフトを使い、映像編集の技術を体得できるようにします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【身に付く力】「斬新な発想をする力」「情報リテラシー」
「映像編集」では、コンピュータを使い、動画に対して様々な加工を施すノンリニア映像処理の手法をわかりやすく学びます。毎週、習得すべきノンリニア映像編集手法を選び、その使用法を習得するとともに、同じ素材に対し、斬新な発想で、様々な映像編集手法から適切な手法を選び、適用することにより、独創性の高い作品を作れる技術を学ぶとともに、コース終了時点で、プロの映像編集者が使用するソフトを自由自在に使いこなせる情報リテラシー能力を獲得することを目標とします。
授業計画
第 1 回 映像編集処理の可能性:ノンリニア編集技術
第 2 回 Premiereの基本操作
第 3 回 映像素材の取り扱い(1)静止画の取り込み
第 4 回 映像素材の取り扱い(2)動画の取り込み
第 5 回 映像素材の取り扱い(3)オーディオの取り込み
第 6 回 トランジションによるシーン転換
第 7 回 ハイビジョンカメラによるブルーバック映像の撮影
第 8 回 クロマキーによる合成処理
第 9 回 基本素材の作成(カラーマット・カウントダウンマーク)
第10回 エフェクト(フィルタ)の適用
第11回 キーフレームによる映像の編集
第12回 ボリュームラバーランドによるオーディオの調整
第13回 DVD、Blu-rayオーサリング
第14回 応用作品の作成(1)CM制作
第15回 応用作品の作成(2)プロモーションビデオ制作
関連科目
本講義を履修する際に、「画像編集」を履修することもお薦めします。
準備学習等の指示
あらゆる機会を捉え、ビデオカメラや携帯電話のカメラ等を使って動画撮影を行い、様々な素材を集める習慣を身に付けてください。また、集めた素材を用い、動画編集の手法を駆使して、独創性の高い作品を完成させてください。素材集めと作品制作には、30分以上が必要となります。
教科書
教科書は使用しませんが、毎回、資料のプリントを配布します。
参考文献
石坂アツシ・笠原淳子(2015),「Premiere Pro 初級テクニックブック 単行本(ソフトカバー)」,東京:ビー・エヌ・エヌ新社。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の受講態度:20%
毎回の作品制作:40%
応用作品制作:40%
実務経験と授業との関連
備考
Windows の操作を行えること