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 教員名 : 細井 謙一 
						
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					 科目名 
							流通システム論Ⅱ 
							授業コード 
							22060 
							担当者名 
							細井 謙一 
							副題 
							流通の仕組みを正しく理解する 
							単位数 
							2.00単位 
							配当年次 
							2年 
							開講学期 
							2019年度後期 
							教職免許種類 
							高校一種(商業) 
							授業内容 
							現代社会は高度な分業社会です。しかし分業が行われるということは、ものを作る人(企業)と実際にそれを使う人とが別々になります。例えば、あなたが今身につけているそのシャツは、あなたの行ったこともないような遠いところで、あなたの知りもしない人が、あなたのために作ったものです。ものを作る人と実際にそれを使う人の間を結びつけることができなければ、我々の社会の物質的な面での豊かさは実現しないのです。ものを作る人と実際にそれを使う人の間を結びつけることを流通といい、その流通を行うための仕組みを「流通システム」といいます。「流通システム論Ⅰ」で学んだ流通システムの現実をよりよく理解するために、その裏の仕組みや分析の仕方を考えていきます。  
							到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 
							流通システム論Ⅰで学んだ流通の現実が、なぜそのようになっているのか、理論的に説明できるようになること。 
							【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画 
							第 1 回 第8章 インターネットと新しい小売り業態(1)概説 
							第 2 回 第8章 インターネットと新しい小売り業態(2)補足 第 3 回 第9章 小売りを支える卸(1)概説 第 4 回 第9章 小売りを支える卸(2)補足 第 5 回 第10章 流通構造とその変容(1)概説 第 6 回 第10章 流通構造とその変容(2)補足 第 7 回 第11章 日本型取引慣行(1)概説 第 8 回 第11章 日本型取引慣行(2)補足 第 9 回 第12章 小売を中心とした取引慣行(1)概説 第10回 第12章 小売を中心とした取引慣行(2)補足 第11回 第13章 売買集中の原理と品揃え形成(1概説 第12回 第13章 売買集中の原理と品揃え形成(2))補足 第13回 第14章 商業とまちづくり 第14回 第15章 製販連携の進展(1)概説 第15回 第15章 製販連携の進展(2)補足 関連科目 
							流通システム論Ⅰを履修した後で履修することが望ましい。 
							マーケティング論基礎、マーケティング論 準備学習等の指示 
							流通の現実について「なぜそうなっているのか」、「なぜそうすることが可能なのか」を考えることが本講義の目標です。したがって、普段から、そういうことを考えながら流通の現実に積極的に触れるよう心がけてください。前期に開講する「流通システム論Ⅰ」はどちらかというと、流通の現実をきちんと知ることにウェイトがありますが、この「流通システム論Ⅱ」は、流通の現実を「理論的に分析する」ことにウェイトがあります。流通の現実を知らないまま、難しい専門用語ばかりを頭に入れても意味がありません、ぜひ積極的に流通の現実に触れるよう、心がけてください。 
							また、講義では、聞き慣れない専門用語も多数出てくるはずです。一度聞いただけでは、理解が難しいこともあるかもしれません。しっかりと予習・復習をするよう心がけてください。この予習には、教科書の該当章の通読に30分、内容の検討にさらに30分はかけましょう。(忙しくて十分な予習時間が撮れない場合は、通学の電車の中で、教科書をさっと一読するだけでもいいので、必ず予習をするようにしてください。 ) 教科書 
							石原武政・竹村正明・細井謙一編著(2018)、『1からの流通論(第2版)』、碩学舎、2,520円  
							参考文献 
							・石原武政・池尾恭一・佐藤善信(1989)、『商業学』、有斐閣、2,160円 
							・佐藤肇(1974)、『日本の流通機構』、有斐閣、(絶版) ・鈴木安昭・田村正紀(1980)、『商業論』、有斐閣、(絶版) ・田村正紀(1986)、『日本型流通システム』、千倉書房、(絶版) ・矢作敏行(1996)、『現代流通』、有斐閣、2,376円 ・高嶋克義(2002)、『現代商業学』、有斐閣、2,268円 ・小林哲・南智恵子編(2004)、『流通・営業戦略』、有斐閣、2,052円 定期試験の実施 
							定期試験を実施します。 
							成績評価の方法 
							定期試験の成績および出席点を総合的に評価します。定期試験100%ですが、10回を超える出席一回につき一点を加点します。加点の結果100点を超える場合は、100点として扱います。 
							なお、出席回数が授業回数の3分の2に満たない場合は、定期試験の受験を認めません。 実務経験と授業との関連 
							備考 
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