シラバス情報

科目名
計量経済学特論Ⅱ
授業コード
71010
担当者名
得津 康義
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
前期で学修した回帰分析を中心とする計量経済学の基礎を前提として、計量経済学的分析に必要不可欠な経済時系列分析の基礎を講義します。講義では、時系列分析の初歩的な手法を解説します。授業計画に現れる専門用語は難しそうに感じるかもしれませんが、数値例、図解、実証例などを用いて直感的に分かりやすく説明します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
計量経済学的実証分析用の標準的な計算ソフト(エクセル、R 等)を使って、経済時系列データに基づく実証分析が行えるようにします。
授業計画
第1回  経済時系列の種類(データの所在) 
第2回  時系列分析の基礎(データの記述的整理)
第3回  時系列モデルの特徴(定常性、攪乱項の仮定、系列相関係数)
第4回  1変数時系列モデル(ARMAモデルの導入)
第5回  1変数時系列モデル(ARMAモデルの推定、最尤法、最小2乗法)
第6回  多変量時系列モデル(VARモデルの導入)
第7回  多変量時系列モデル(VARモデルの推定)    
第8回  GARCHモデル(1変数GARCHモデルの導入)
第9回  GARCHモデル(2変数GARCHモデルの導入)
第10回 時系列モデルの検定1(尤度比検定)
第11回 時系列モデルの検定2(ワルド検定、ラグランジュ検定)
第12回 1変数非定常性時系列の特徴1(単位根問題)
第13回 2変数非定常性時系列の特徴2(共和分問題)
第14回 構造VARモデルの導入
第15回 発展モデル2(非正規分布に基礎を置くモデル)
関連科目
計量経済学特論Ⅰ
準備学習等の指示
復習のために課題を出します。
教科書
特定の教科書は用いません。
参考文献
計量時系列分析、沖本竜義著、朝倉書店
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
出席実績とレポート、宿題の提出内容によって評価します
実務経験と授業との関連
備考