コンピュータ基礎Ⅰ

24017

田中　章司郎

コンピュータ（ハードウェアの仕組みと動作）について学ぶ

2単位

2年

2019年度前期

高校一種（情報）

情報革命とも呼ばれるほどＩＴ技術は激しく変化しています。しかし，その背後には，時代が変化しても変わることのない基本的な原理が存在しています。この授業科目では，その基本的なコンピュータの動作原理を，初歩から理解することに重点を置きます。また，この授業で学ぶ内容に対応する情報処理技術者試験の問題を，随時練習問題の材料として用います。練習問題・レポートの解答例と解説は，その授業，または次回の授業の冒頭で行います。到達目標の理解度を練習問題などで確認しながら授業を進めますので，シラバスの内容が変更になることがあります。

次の項目の理解を目標とします。
(1) データの表現
(2) 論理関数，論理回路，順序回路
(3) コンピュータの命令とデータの形式
(4) コンピュータ内部の命令実行
【身につく力】「問題解決能力」，「論理的思考力・分析力」

第 1回 コンピュータと2進数
第 2回 2進数と10進数の変換方法，Windows電卓の利用
第 3回 IBM System/360の登場と16進数表記
第 4回 文字コード
第 5回 負数と2進数の加減算
第 6回 固定小数点数
第 7回 整数の乗除算
第 8回 浮動小数点数
第 9回 集中的練習問題
第10回 論理回路
第11回 加算回路とフリップフロップ回路
第12回 コンピュータの動作
第13回 コンピュータの命令
第14回 記憶装置と周辺機器
第15回 集中的練習問題

本講義を履修するにあたっては，「情報処理基礎」を履修しておくことが望ましい。

ゆっくりと進めていきます。事前にできるだけ予習をして，予習で理解できなかった点を授業で理解していくようにしてください。それでも解決できなければ，その次の授業のはじめで質問してください。毎回約30分以上は予習・復習に時間をかけましょう。

青木征男「情報の表現とコンピュータの仕組み [第5版] 」ムイスリ出版，2430円，ISBN-13: 978-4896412307

アイテック教育研究開発部「コンピュータシステムの基礎」アイテック，4,000円， ISBN 978-4-87268-951-8. また必要に応じて，Webアドレスなどを助言します。

定期試験を実施します。

到達目標について，レポート・練習問題（10%），定期試験（90%）により評価します。11回以上出席がある場合は，出席回数に応じて評価します。

授業時間で伝えられなかった連絡事項などがある場合は， HUENAVI に掲載しますので，授業の前に参照してください。