シラバス情報

科目名
スポーツビジネス視察Ⅱ(海外)
授業コード
26050
担当者名
林 和夫、永田 智章
副題
海外スポーツビジネス最先端の現場を視察する
単位数
1単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期、2019年度後期
教職免許種類

授業内容
 この授業では、北米、欧州、アジア等、海外におけるスポーツ・ビジネスやスポーツ・マネジメントの現場に出掛け、体験や視察から学ぶ研修を行います。具体的には,現地でスポーツ施設等経営する企業、プロスポーツチーム,大学アスレティックデパートメント、スポーツ用品店、スポーツイベントを企画・運営する企業等を訪問し、スタジアム運営,チーム経営,大学スポーツの仕組み等を、見学や講話から学びます。さらに、スポーツ文化に関連する体験実習も実施します。
 前期の事前学習、後期に事後学習、夏季休業期間中に1週間程度の渡航を計画しています。また視察研修先は、今年度は北米Los Angeles周辺(米国)で実施する予定です。

 なお,この授業の履修には別途渡航費用等が発生します。この費用やプログラムの詳細については,事前説明会等にて告知をします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【到達目標等】
①海外視察に参加し、実際にさまざまなスポーツビジネスの現場、グラスルーツスポーツの現場を体験することから、「スポーツに関わる仕事について視野を広げる」、「キャリアイメージの形成」、「訪問地の文化に触れる」等,日本では体験できないダイバーシティ(多様性)の感覚を磨くことを目標とします。
②視察研修を通じ、スポーツビジネスに携わるうえでの基礎知識の習得はもちろんのこと、英語環境に身を置き、国際的な舞台で活躍できる人材となるきっかけの場とすることで,自身の興味関心や将来のキャリア形成を考える場とすることを目標とします。
【身につく力】 
「知識・理解」,「コミュニケーション能力」,「チャレンジする力」
授業計画
#01. 事前学習(1) 研修課題及び目標の設定(04/23 火 5時限)
#02. 事前学習(2) 訪問先に関する予習・グループワーク(05/21 火 5時限)
#03. 事前学習(3) 訪問先に関するプレゼンテーション①(06/25 火 5時限)
#04. 事前学習(4) 訪問先に関するプレゼンテーション②(07/9 火 5時限)
#05. 視察研修(1) スタジアム運営組織訪問・見学・講義・観戦
#06. 視察研修(2) 大学スポーツ組織訪問・見学・講義・観戦
#07. 視察研修(3) レジャー・レクリエーション施設訪問・見学・講義
#08. 視察研修(4) プロスポーツ組織訪問・見学・講義・観戦
#09. 視察研修(5) プロスポーツ組織訪問・見学・講義・観戦
#10. 視察研修(6) 自治体及びコミュニティクラブ訪問・見学・講義
#11. 視察研修(7) スポーツ用品店及びイベント運営組織訪問・見学・講義
#12. 視察研修(8) スポーツ及びイベント関連運営組織訪問・見学・講義
#13. 視察研修(9) 視察研修成果の総まとめ・ディスカッション
#14. 事後学習(1) 視察研修成果の振り返り、報告書の作成(09/24 火 5時限)
#15. 事後学習(2) 視察研修成果の報告会,まとめ(10/08 火 5時限)

※視察研修(渡航)は9月中旬に約1週間を予定しています。詳細は5月頃に決まる予定です。
関連科目
「スポーツビジネス視察Ⅰ(国内)」,「Olympic and Peace」,「Sport Culture in Sport」,「The World's Top Athletes from Japan」,「Major Sports in Japan」,「スポーツ英語」,「スポーツ文化論」,「スポーツ経営学」,「スポーツ産業論」,「スポーツマーケティング論」
準備学習等の指示
履修予定者は,「Olympic and Peace」,「Sport Culture in Sport」,「The World's Top Athletes from Japan」,「Major Sports in Japan」,「スポーツ英語」を受講することが望ましい.常に英語に触れる機会をつくるとともに,世界中で起きている出来事を常に情報収集してください.

事前に訪問する先をしっかりリサーチしてください。最低でも3時間以上のリサーチを行ってください。
教科書
必要に応じて資料等を配布します.
参考文献
・David M Carter, Darren Rovell著・原田宗彦訳(2006)『アメリカ・スポーツビジネスに学ぶ経営戦略』大修館書店
・鈴木秀人,谷藤千香,小松恵理子,菊幸一,山本巧 著(2002)『スポーツの国イギリス』創文企画
・平井肇 編(2000)『スポーツで読むアジア』世界思想社
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
◎事前学習(訪問先の研究、課題提出及びプレゼンテーション等)・・・30%
◎現地学習(毎日の振り返り、勉強会等)・・・40%
◎事後学習(報告プレゼンテーション、報告書提出等)・・・30%
 上記内容を総合的に判断して評価します。
実務経験と授業との関連
林 和夫:(株)電通のスポーツマーケティング関連部門に25年以上在籍。その間に、スイス(ISL Marketing 出向)、英国London(電通スポーツヨーロッパ)での2度の海外勤務を経験している。FIFAワールドカップ(1990-2014の7大会連続、94年USA大会、99年女子USA大会含む、共に決勝はロサンゼルス)、EURO(ヨーロッパサッカー選手権)、UEFAチャンピオンズリーグ、IAAF世界陸上、FINA世界水泳、アジア大会、IOCオリンピック大会(2012ロンドン大会含む)、トヨタカップ、FIFAクラブワールドカップ、日本サッカー協会、Jリーグなど主にグローバルなメガスポーツイベントのスポンサーシップ、TV放映権、ライセンシング、イベントオペレーションに実務として携わりました。授業では、こうした実際の現場体験を基盤として、現実味のある授業を志します。
備考
◎履修定員は30名です。履修希望者が30名を超える場合は厳正な抽選により決定しますが、スポーツ経営学科の学生を優先することがあります。また、履修希望者が12名に満たない場合は開講されない場合があります。これらのことを事前に了承の上で履修登録を行ってください。
◎視察研修費用は35万円から40万円程度を予定しています。
(参考:2018年度:米国西海岸・約1週間の視察研修実績で約35万円)