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 教員名 : 岡本 徹 
						
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					 科目名 
							教育制度論 【教職】 
							授業コード 
							51005 
							担当者名 
							岡本 徹 
							副題 
							単位数 
							2単位 
							配当年次 
							2年 
							開講学期 
							2019年度後期 
							教職免許種類 
							中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)、高校一種(公民)、高校一種(商業)、高校一種(情報) 
							授業内容 
							 本講義は、学校教員の日々の教育活動を下支えする公教育制度について、その根拠となる法的規定を読み取るとともに、教育の制度に関する諸問題を、社会変動や社会構造の観点も交えながら考察する。現代社会における公教育の意味や意義を問い直すとともに、一連の教育改革・制度改革が、公教育の中心に位置づく子どもにとってどのような形で作用するのかを見据えることで、将来学校教員として職務に従事する上での備えをする。特に、公教育のあり方をめぐって、これまでどのような論争が展開されてきたのかを理解するとともに、多元化する社会にあって、「選択の自由」「個性の尊重」といった価値にどのような意味が付されているのか、政治・行政システムとの関連づけをしながら考えていく。 
							到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 
							教育に関する社会的、制度的又は経営的事項をテーマとし、以下のことを到達目標とする。 
							①教育法規の体系を理解し、授業を通じて扱う教育関連法規の意義を原理的に理解する。 ②公教育の原理・理念を理解し、公教育制度が教育基本法や学校教育法等によって構築されていることを理解する。 ③公教育制度における今日的課題について、事例、判例等を通じて理解する。 ④教育制度を支える教育行政の理念、仕組みを、地方教育行政の組織及び運営に関する法律等の教育関係法規に基づき理解する。 ⑤公教育の目的を実現する学校を、経営的観点から理解する。 【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画 
							第1回 イントロダクション 
							第2回 教育法規の体系 第3回 公教育の原理①−義務性− 第4回 公教育の原理②−無償性− 第5回 公教育の原理③−中立性− 第6回 公教育制度の類型 第7回 公教育制度における課題①−公教育制度における今日的課題− 第8回 公教育制度における課題②−教育制度改革の動向− 第9回 教育行政制度①−内閣・文部科学省・審議会制度− 第10回 教育行政制度②−教育委員会制度− 第11回 教育行政制度③−首長・地方議会の役割− 第12回 教育行政制度④−近年の教育行政制度改革− 第13回 学校経営①−マネジメントサイクル、校務分掌組織− 第14回 学校経営②−児童・生徒の在学管理と懲戒、学校安全と地域社会− 第15回 学校経営③−自律的学校経営と開かれた学校づくり− 定期試験 関連科目 
							「教職入門」 「教育原理」 
							準備学習等の指示 
							1.教科書の復習と予習。(受講前には必ずテキストを読んできてください。わからない用語などは事 
							前に調べてくるとより授業の理解度が高まります。約20分以上は予習にかけましょう。各講義時間の終わりに予習すべきテキストの章を示します。) 2.教育時事に関心を持って、新聞やニュースを日常的にチェックしておいてください。 教科書 
							『現代の教育制度と経営』岡本徹・佐々木司編(平成28年、ミネルヴァ書房) 
							参考文献 
							・『新しい教育行政学』河野和清編(ミネルヴァ書房) 
							・『教育のための法学 : 子ども・親の権利を守る教育法』篠原清昭編(ミネルヴァ書房) ・『図解・表解 教育法規−“確かにわかる”法規・制度の総合テキスト−』坂田仰ほか編 (教育開発研究所) ・『解説 教育六法』解説教育六法編集委員会編(三省堂) 随時、講義の内容にそったVTRの視聴、資料の配布等を行う。その他、最初の講義時に指示を出す。 定期試験の実施 
							定期試験を実施します。 
							成績評価の方法 
							定期試験の成績。 
							実務経験と授業との関連 
							備考 
							教員として働く人材の育成を目的とする授業であるため、私語、授業態度等については厳しく指導する。 
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