シラバス情報

科目名
スポーツ組織論
授業コード
26016
担当者名
中村 隆行
副題
個人と組織の関係、組織が抱える問題を探る
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
【授業内容】
  組織とは、人々がともに目的に向かって働く(協働)によって成り立つ。さまざまな組織があるが、ここでは、スポーツにかかわる組織を対象領域としている。また、組織の中の人間行動を研究する組織行動論と組織の行動を論じる組織論に区分することもあるが、組織と人との関係例えば、モチベーション、リーダーシップ、戦略論、組織デザインなども含めて本講義では論じる。さて、スポーツ組織もさまざまであり、組織特性に応じてマネジメントも異なる、プロスポーツ組織、総合型地域スポーツクラブ、障がい者スポーツ組織を例にマネジメントの視点から考えていく。
【授業方法】
 授業の初めに 理解の進捗を確認するため、課題レポートの作成を行います。発表・プレゼンテーションを行います。
【フィードバック方法】
 レポートは添削して返却します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【到達目標】
(1)様々なスポーツ組織が存在します。それぞれの組織はその組織特性によってマネジメントも異なってきます。したがって多様なスポーツ組織についてその特性を学習するとともに組織と人との関係を組織理論を通じて理解し関心を深める事を目標にします。
(2)スポーツ組織が抱える課題や問題を学び、どのようにマネジメントしていくか分析研究の契機となることを目標にします。
(3)また、社会に出た後の仕事や実務に役立てられるような知識理解、論理的思考力を獲得することを目標にします。
【身につく力】
①リーダーシップ、②論理的思考力・分析力、③プレゼンテーション能力
授業計画
第1回 組織とは何か? 組織で何が問題となるか?
第2回 スポーツ組織—様々な種類と分野の組織を見ていきます。
第3階 スポーツNPOとは何か?広島県内の組織を見る。
第4回 組織の中の個人—モチベーション・やる気を上げるには?内容理論・二要因理論・過程理論について
第5回 組織の中の個人—内発的動機付け・コミットメント、目標による管理(MBO)について
第6回 組織の中の個人—ストレス対処について
第7回 集団レベル—チーム・ビルディング、リーダーシップについてーいくつかのモデルを検討します。
第8回 組織レベル—組織をどう作る・組織デザイン—ラインとスタッフ、事業部制、ネットワーク組織等
第9回 特別講師の講義(予定)
第10回 組織文化—ガバナンス、学習する組織が生き残る。
第11回 組織と環境—組織戦略—構造は戦略に従う—SWOT分析、コア・コンピタンスなどと戦略について
第12回 危機管理とリスク・マネジメント
第13回 スポーツ法制度とスポーツマネジメント
第14回 海外のスポーツ組織を見てみよう
第15回 まとめとポイントの整理
関連科目
スポーツ経営学、スポーツマーケティング論
準備学習等の指示
レジメを配布します。それをもとに復讐を行ってください。課題を出しますので予習をして来てください。30分以上は予習復習に時間をかけましょう。
教科書
レジメを配布します。
参考文献
適時指示しますが、次の書籍を参照ください。
畑 攻 小野里真弓 編著 『基本・スポーツマネジメント』 (2017年) 大修館書店
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
平常の出席状況(20%)、定期試験(60%)、レポート(20%)で評価します。 
実務経験と授業との関連
NPO支援センターで、スポーツNPOの立ち上げ、運営支援に携わってきた経験を通じ、スポーツ組織とくに、障がい者スポーツ、スポーツ施設管理組織、総合型地域スポーツクラブについてネットワークを有する。この経験を活かして講義を進めて行きたい。
備考
進んで興味を持ってもらうよう、質疑応答など積極的な発言を求めます。組織論を学び実践にいかしてもらうためにも組織人として社会人としてのルール・基本的マナー(私語厳禁・挨拶・時間厳守など)の厳守を求めます。
※(公財)日本スポーツ協会公認スポーツ指導者養成講習専門科目
スポーツ共通科目(本学対象科目) + 専門科目(本講義)+ 資格試験(別途連絡)= 資格取得となります。