シラバス情報

科目名
フランス語Ⅰ
授業コード
11352
担当者名
三木 島彦
副題
はじめてのフランス語Ⅰ
単位数
1.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
この授業では、教科書で扱うフランス語に対応する英語の語彙、文法、表現も比較、対照しながら学んでゆきます。英語と異なり、フランス語の名詞には男性と女性の性の区別があります。冠詞、形容詞は、それぞれ男性名詞には男性形、女性名詞には女性形が付きます。動詞は各人称(1人称〜3人称)ごとに語尾を変化させ、過去、現在、未来の時制の区別も行ないます。そのため仏和辞典の引き方を説明します。教科書の練習問題は指名された学生が口頭で答えた後、黒板に出て書いてみます。毎回全員が配布のプリントに答えを書いて提出します。これを次回添削の上返却します。CDの音をリピートする発音も毎回繰り返します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
辞書を使ってのやさしいフランス文の読解力と日常会話表現を身につけることが目標です。同時にフランス語の綴り字の読み方を少しずつ覚えれば、意味が分からなくてもローマ字のようにフランス語が読めるようになります。また学習するフランス語と同程度の英語(中学英文法)の知識もめいめいの人が再確認する機会になると思います。基礎文法の用語( いわば専門語・術語・テクニカルターム technical terms )による説明にも慣れるようにします。
[身につく力] 「知識・理解」「コミュニケーション」
授業計画
第1回 アルファベ ( Alphabet ) 発音記号と綴り字の読み方 [ a, i ( y ), u, e, o が母音字、残りが子音字 ]
第2回 1課 「僕たち、友達なんだ!」(We are fiends!) 主語人称代名詞( I, you, he, she, it, we, you, they)
第3回  be 動詞 国籍・身分を言う 「僕はフランス人です」 ( I am French. )  ( She is a student. )
第4回  自己紹介・お礼の表現 ( Hello. My name is Taro. I'm Japanese. I'm a student. ) ( Thanks a lot. )
第5回 2課 「これはなに?」( What is this?) 名詞の性と数(男性・女性、単数・複数) 不定冠詞( a friend ) 
第6回  動詞 have 「君は何を持ってるの?」 ( what do you have? ) 「これは〜です」( This is, These are )
第7回  練習:「この人は誰ですか?−お友達のマリーです」( Who is this person? - Marie, a friend )
第8回 3課 「切符がない」 ( I don't find the tickets.) 定冠詞( the ) 「私はネコが好きです」( I like cats. )
第9回  第1群規則動詞:「探す」( look for) 「好きだ」( like, love )  否定文の作り方 ( I don't like sports. )
第10回 否定疑問の答え方 ( Don't you like chocolate? - Yes, I like it very much. / No, I don't. )
第11回 4課 「この列車は直通だ」( This train is direct.) 指示形容詞( this, that, these, those )
第12回 動詞 do 「僕たちどうしよう」( What shall we do?) 「終点で降りよう」( We'll get off at the terminal.)
第13回 数字 11−40  月名 日付の言い方( What's today's date? - It's January 11. )
第14回 映画鑑賞:ポール・グリモー監督 『王と鳥』 フランスのアニメ 日本のマンガ文化との関連ビデオ
第15回 まとめ 後半に試験
関連科目
英語(得意である必要はなく、苦手な人も勉強のやり直しの機会となると考えます)
準備学習等の指示
予習が大切(1時間)。下調べが出来なかった場合、授業前の5,6分間でも配布したプリントに目を通すと良いです。 復習はその日に勉強したフランス文を声に出して読んでみる(10分くらい)。会話部分はフランスの中学生ピエールとユゴーが南仏に住むユゴーの叔母さんのところに向かう列車旅行から始まるストーリーになっています。DVDを教室で毎回見るので、映像とともに物語の世界に自然に入り込み、会話の内容を正確に理解し、記憶する助けにしましょう。DVDは教科書についています。音声はダウンロードしてスマホで聞けます。
教科書
小笠原洋子著 『ピエールとユゴー(コンパクト版)』 白水社 定価(本体2400円+税)
参考文献
仏和辞典: クラウン仏和辞典4000円+税(4320円) / 小型版3600円、 プチ・ロワイヤル仏和辞典
(旺文社)4000円+税、 プログレッシブ仏和辞典(小学館)3600円+税、 ディコ仏和辞典(白水社)3800円+税、ジュネス仏和辞典(大修館書店)3500円+税、パスポート初級仏和辞典(白水社)2600円+税、
ロベール・クレ仏和辞典(駿河台出版社)3200円+税、新スタンダード仏和辞典(大修館書店)3800円+税
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
授業最終日の試験の結果で、成績をつけます(60%以上)。 試験の範囲や形式など詳細は前もって教室で発表します。なお試験の成績以外に出席状況、授業への参加など平常点も考慮します(40%以内)。その場合も単位取得のためには試験を必ず受けなければなりません。最大限の加算で15回全出席で15点、毎回当たって答えて15点、毎回プリントを提出して15点の計45点になりますが、過去の実績では実際には最高の人でも40点くらいです。試験の成績が合格点の60点に足りない場合に、この平常点を加算しますが、その場合は合格点の60点が上限の成績になります。
実務経験と授業との関連
備考
フランス語と英語を比較することで、言葉の仕組み、発想について新しい興味が湧いてくるのではないかと期待しています。
欠席の理由はささいなことでも申し出てください。