シラバス情報

科目名
日本国憲法Ⅰ
授業コード
15015
担当者名
G.R.ハラダ
副題
基本的人権
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)、高校一種(公民)、高校一種(商業)、高校一種(情報)

授業内容
憲法の最大の目的は、人権を保障することである。すべての人は個人として尊重され、人間としてかけがえのない価値を有しており、侵しがたい権利を持っていることについては今日広く支持されています。しかし、実際には人権と人権が衝突したり、人権が他の利益と調整を求めたりすることもあり、人権保障の問題は必ずしも単純ではない。人権保障についても現実には対立、抗争、紛争の中で考えざるを得ない状況にあります。憲法では、その点に焦点を合わせて、日本国憲法の内容を解説し、さらにできるだけ具体的人権に触れながら、日本国憲法をめぐって生じている人権保障の問題を紹介し、検討をしていく予定です。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義は、主に教職、公務員及びその他の資格取得を目指している人のために、憲法における基本的人権の基本理論及び代表的な判例を体系的に学ぶことを目指します。
【身につく力】 「知識・理解」、「論理的思考力・分析力」
授業計画
詳しい講義内容予定表は講義の初日に配布する予定であるが、基本的には次のような内容で進めていきたいと考えています。

第1回 基本的人権へのイントロダクション
第2回 人権の自由
第3回 社会的・経済的権利(生存権、財産権等)
第4回 国家賠償・刑事補償請求権
第5回 精神的自由権1(思想・良心の自由)
第6回 精神的自由権2(表現の自由)
第7回 精神的自由権3(信教の自由・学問の自由)
第8回 前半のまとめ
第9回 幸福追求権1(プライバシー権)
第10回 幸福追求権2(環境権・その他の新しい権利等)
第11回 人権の理念と歴史
第12回 人権の享有主体・特殊な法律関係
第13回 人権の制約原理
第14回 法の下の平等
第15回 後半のまとめ
関連科目
日本国憲法 II、現代社会と法、法学 II
準備学習等の指示
次週に行うテキストの関係箇所を1〜2時間程度かけて予習する必要はあります。
教科書
渋谷・赤坂編著『憲法1 人権(第6版)』(有斐閣アルマ)
参考文献
『平成31年 ポケット六法』(有斐閣)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
成績は、中間小テスト(40%)及び定期試験(60%)の結果をもとに評価し決定します。
出席回数が13回以上からは一回につき、2点のプラス評価をします。
*テスト結果については可能な限り次週までに公表します。
実務経験と授業との関連
備考
授業で使うノートをHUE NAVIファイルに挿入するので、毎週ファイルを確認してほしい。