シラバス情報

科目名
実践ファイナンス
授業コード
21067
担当者名
重本 洋一
副題
企業の内容を読み取る
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
ファイナンスという学問は、企業の立場から資金の流れやマーケットとのつき合い方を考える「コーポレートファイナンス(企業金融論)」と投資家の立場から株式や債券などのへの投資について考える「証券投資論」の二つの分野を中心に成りたっています。本講義は現代ファイナンス理論に基づいたコーポレートファイナンス(企業金融論)を中心に学習を進めていきます。
さらに、本講義では、将来、コーポレートファイナンスの知識を必要とする職業に就くことを希望する学生、例えば、金融機関、企業の財務部門などへの就職を強く希望している学生を念頭に置いて(もちろん、それ以外の学生の履修を妨げるものではありません)、学術的知見に基づいた実務的な知識とそれに伴うコンピュータの操作を解説します。
レポートを4回提出してもらいます。レポート提出期限後の次の講義でレポートのテーマの意義や重要性について解説をします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.株式会社と銀行および証券市場の関係を理解し、社会人として実践的な場面でそれを活かせるようになることを目指します。
2.企業の財務活動(金融行動)の理論的・実践的な知識を身に付け、自身で実践的な財務判断ができるようになることを目標とします。
3.現代ファイナンス理論を理解し、より実践的な財務行動・分析ができるようになることを目指します。
4.ファイナンスを習得する段階で論理的思考力・分析力を身を着けることを目指します。
授業計画
第1回 ファイナンスとは何か
第2回 企業の資金需要
第3回 資金調達の形態
第4回 財務諸表の見方
第5回 EXCELによる財務諸表の分析
第6回 借入金(1)—借入金の種類と特徴
第7回 借入金(2)—銀行と企業の関係
第8回 借入金(3)—担保・保証
第9回 社債(1)—社債の種類
第10回 社債(2)—公募債と私募債
第11回 社債(3)—格付け
第12回 株式(1)—株式による資金調達
第13回 株式(2)—企業の合併・買収—
第14回 アセットファイナンス
第15回 ベンチャーファイナンス
関連科目
ファイナンス入門、金融論Ⅰ、金融論Ⅱ、現代ファイナンス論
準備学習等の指示
授業の進行に合わせて、教科書や配布資料を十分読み込んでください。そのための時間は授業ごとに最低30分はかけてください。
教科書
中島真志「入門企業金融論」 東洋経済新報社 2800円(最新の版を購入すること)
参考文献
石野雄一「道具としてのファイナンス」 日本実業出版社
久保田敬一 「よくわかるファイナンス」  東洋経済新報社
榊原、岡田「1からのファイナンス」 中央経済社
川西、山崎「金融のエッセンス」 有斐閣ストディア
國貞克則 「財務3表一体理解法」 朝日新書
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
4回のレポート70%、出席状況、授業への取り組みの姿勢など30%で評価します。
実務経験と授業との関連
備考