シラバス情報

科目名
中・四国地域特別講義(流通・サービス・製造)
授業コード
21077
担当者名
藤谷 則夫、山根 智沙子、一橋 信之
副題
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
現代の先進諸国ではどの産業分野でも、サービス経済化、情報技術(IT)化は避けて通れない重要な課題となっています。そのため、お招きした先生方にそれぞれの分野でのサービス経済化、情報技術(IT)化に対する具体的な取り組みについてお話いただくことになります。
本講義は、企業のトップ、現場で仕事に携わる人方々に、現在に至るまでのご苦労、成功体験をお話いただき、それぞれの分野の将来像を描くとともに、学生諸君が自分の考えをつくっていくことを目指しています。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義では、中・四国地域での流通・サービス・製造業の分野で活躍中の先生方に、それぞれの分野での課題、そしてその取り組みについて実践的な話をしていただきます。それらを通じて、中・四国地域の経済の現状と将来像についての考えを深め、論理的思考力・分析力を身につけていくことを目指します。 
また、失敗を乗り越え、成功に至った過程を学ぶことによって、チャレンジしていくことの大切さを学ぶことも本講義の目標としています。
【身につく力】「知識・理解」、「論理的思考力・分析力」、「チャレンジする力」
授業計画
第 1 回 イントロダクション
第 2 回 中国地方総合研究センター「中国地域経済の概観」
第 3 回 フレスタ−「フレスタグループの経営戦略」
第 4 回 中村角「食品流通・卸売業界の現状と中村角の戦略」
第 5 回 マツダ−「I自動車ビジネスにおけるIT」
第 6 回 JR西日本「広島駅の歩みと鉄道のダイヤ」
第 7 回 中国四国博報堂−「これからの広告業界」
第 8 回 ロジコム−「物流業界(陸運)について」
第 9 回 広島電鉄−「広島都市圏における軌道系公共交通機関の現状と計画」
第10回 中国電力−「電力事業の将来像について」
第11回 住友商事−「日本のグローバル企”総合商社”−その歴史と現状」
第12回 広島ホームテレビ「広島ホームテレビの配信の取り組み」
第13回 NTTドコモ−「最近のスマホ・ケータイ事情」
第14回 日本旅行−「ツーリズムによる地域経済の活性化」
第15回 マツダ−「マツダのCSR取り組みについて」

※講義スケジュールは各社の日程の都合により変更となる場合があります。 
関連科目
広島地域ものづくり事情
準備学習等の指示
毎回、講義実施企業について、概要、事業内容を事前調査して「質問票」を提出してください。その質問票には最低1問の質問事項を記入する必要があります。
事前に調べることにより、授業の理解度が高まります。1時間以上は予習に時間をかけましょう。
教科書
教科書はありません。講師の先生方の講義資料を配布します。
参考文献
「会社四季報 業界地図」東洋経済新報社
「日経業界地図」日本経済新聞社
「ひろしま業界地図」広島経済研究所
「広島企業年鑑」広島経済研究所
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
成績評価は、出席状況及び毎回の受講カード内容、受講態度等40%、レポート(3回)60%の評価で行います。授業中での質問を加点評価します。
レポートは、全提出を前提として、授業内容をまとめるだけでなく、自分で調べ、それに対する自分の意見を評価します。他人のレポートの写しやWEBからの盗用、授業内容と関係ない論述をした場合は、その回のレポートは評価しません。 
実務経験と授業との関連
経済界の社長や実務責任者による講義なので、生きた経済や業界動向を学ぶとともに、社会人として働く上で、示唆に富んだ話を受講できます。極めて実践的な授業です。
備考
・授業開始5分経過後は入室を禁止します。
・本講義は、希望者が多い場合、抽選により120名を定員とします。
・本講義は広島県で活躍中の企業から講師をお招きし、オムニバス形式で進行していきます。そのため、遅刻・私語といった授業環境を悪化させる行為及び携帯電話の使用、居眠りなどマナーに反する行為は他の講義以上に厳重に注意します。こうしたマナーを守れない学生の受講はお断りします。
・15回実施する講義の中で、第3回〜第7回の5回分を「ひろしまカレッジ」の講座として一般公開します。