シラバス情報

科目名
中・四国地域経済・金融事情
授業コード
21076
担当者名
楊 義申、平下 義記、重本 洋一
副題
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
この講義では、中・四国地域における産業構造の変化、特に金融グローバル化の流れの中で加速されている金融市場の多様化等が中心テーマです。実際の講義では、現実経済の諸事情に明るく、また中・四国地域の産業界の第一線でご活躍の先生方が講師を務めます。したがって、金融業界を取り巻く厳しい環境の下で、過去の成功体験と決別するかのような経営革新への取り組みの一端にも触れることができるかと思います。
この講義では毎回出席カードに授業の内容や感想を書いてもらい、それに対して教員から感想・解説を随時行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
中・四国地域経済・金融分野の第一線でご活躍の先生方の実体験を踏まえた講義から、毎回、広い意味で少なくとも何か一つ学び取ることで、中・四国地域の経済・金融の実際の状況の知識・理解を深め、またそれが学生時代の就活や将来の社会人生活に活かされることを目標とします。
授業計画
第 1 回  「ガイダンス、中・四国地域の金融機関の概要」 
(広島経済大学 重本洋一)
第 2 回  「中国地域経済の概要と課題」
(公益財団法人  中国地域創造研究センター 総合研究リーダー 小早川隆 先生)
第 3 回 「中国地域の製造業を中心とする産業発展史」
(公益財団法人  中国地域創造研究センター 総合研究リーダー 小早川隆 先生)     
第 4 回 「中国地域のエネルギー・電力産業の動向」                     
(中国電力株式会社 地域共創本部 部長(地域総括)清王秀敏 先生)
第 5 回 「地域金融機関と監督行政」 
(財務省 中国財務局 金融監督官 加藤光伸 先生)
第 6 回  「最近の金融経済情勢について」
(日本銀行 広島支店長  濱田 秀夫 先生)
第 7 回 「「日本政策投資銀行の役割」 
(日本政策投資銀行 中国支店長 吉田幹洋 先生)
第 8回 「食と農のはなし」
(広島県農業協同組合中央会 専務理事 坂本和博氏)
第 9 回 「生活保障と生命保険」 
(日本生命保険相互会社 大阪岸和田支店 法人職域部長 中村聡 先生)
第 10 回 「地方銀行の歴史と中国地方における役割」
(財団法人ひろぎん経済研究所 常務理事 岡崎裕一 先生)
第 11 回 「損害保険の将来」
(東京海上日動火災保険中国支店次長 太楽英紀 先生)
第 12 回 「地域金融における信用組合の役割」
(広島市信用組合理事長 山本明弘 先生)
第 13 回 「銀行業務と地域活性化」
(もみじ銀行専務取締役本店営業部長 山本 道也 先生)
第 14 回 「日本のグローバルビジネスの現状と課題」
(日本貿易振興機構(ジェトロ)地域統括センター長(中国地域) 広島貿易情報センター所長 的場 真太郎 先生)
第 15 回 「直接金融と証券会社の役割」
(ひろぎん証券株式会社 営業統括部 参与 紙永誠 先生) 
関連科目
金融論Ⅰ・Ⅱ。金融政策論。経済政策論。現代ファイナンス論。
準備学習等の指示
講義を担当される先生方は、一流企業のしかもそのトップで、企業経営に直接携わっておられます。先生方の実体験を交えた講義で共鳴し勉強になったことは、放置しておかないで引き続き調査・研究することが大切です。そうした小さな努力を15回積み上げることで、無意識のうちに自身に何かが宿り、将来、難題に直面した折の一助にもなると考えられます。
また、各先生方が所属する企業のホームページで予習して受講すると、より実り豊かな受講となるでしょう。この講義での予習・復習は毎回最低30分以上してください。
教科書
教科書は使用しません。講師の先生方が作成された講義プリントを毎回配布します。
参考文献
講師の先生方が所属する企業のホームページ。各種の新聞。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
成績はレポート、毎回の感想、出席、授業態度などが評価の軸となりますが、以下のことに留意してください。
①レポート:70%、小テスト(毎回の感想と出席を兼ねる):30%
②出席点の取扱いについては、出席回数が 11回以上からプラス点が加算されます。
但し、授業への取り組み、授業態度も十分考慮しますので、当然、マイナス点となることもありえます。
なお、受講中のケイタイ、スマホ操作・私語・飲食・着帽・居眠りは厳禁です。守れない人には減点をする場合があります。
実務経験と授業との関連
備考
講師を務められるのは、中国地域産業界の第1線でご活躍の先生方です。限られた時間を工面されての貴重な講義です。何より大切なのは、襟を正しての真摯な受講です。改めて注意するまでもなく、理由の無い遅刻、受講中の携帯・スマホの操作、居眠り、不必要な私語、飲食、着帽は厳禁です。特に、姿勢を崩しての居眠りは、講師の先生方に対して非常に失礼です、厳に慎んでください。