シラバス情報

科目名
IT応用事例研究
授業コード
24041
担当者名
上野 信行
副題
経営戦略と情報戦略のはしかけを学ぶ
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
企業や組織の経営戦略にもとづいて、デジタル時代の経営の情報化を進める基本的な考え、方法、手順を習得します。そのためには、企業の業務活動を「ビジネスプロセス」としてとらえ、これらを「科学的に表記し、可視化して、分析し、再構成して、価値をうみだすこと」の重要性を理解することが大切であります。
計算機出現以降、ITを経営にどのように活用してきたかの情報化のトレンドとAI化の流れを説明します。また、業務に対する見方の変化、ビジネスプロセスの概念、ビジネスプロセスモデリング(可視化)の手法、価値を生み出す仕組みを学習します。臨場感のある授業と事例研究を通じて経営を情報化する基礎・実践的手法をマスターします。
授業内容への質問事項等については、次回の授業のはじめに解説します。
課題のレポートは添削して返却します。


到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
企業や組織の経営の情報化に関心のある学生、コンサルタントとして課題解決を目指す学生、システムエンジニアを目指す学生、バリューイノベーションに関心のある学生、AIの経営への応用に興味がある学生を対象に、ビジネス活動を理解し、「業務を科学的な技法により可視化し」、分析し、情報化により、「新しい価値を生み出す」ことができるスキルを身につけます。

【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」
授業計画
第1回 オリエンテーション  経営と情報の橋かけ
第2回 経営情報化のトレンドと経営管理
第3回 経営情報化の進展とAI化の流れ
第4回 業務の見方に関する変化と表記
第5回 ビジネスプロセスの概念とビジネスプロセスリエンジニアリング
第6回 ビジネスプロセスモデリングと役割
第7回 事例研究1:金融サービス業務、購買支払業務
第8回 ビジネスプロセスの表記法
第9回 代表的な表記法【例題】
第10回 代表的な表記法【演習】
第11回 モデリング手法【演習】—(事例)カレープロセス
第12回 モデリング手法【演習】—(事例)レトルトカレープロセス、購買支払業務プロセス
第13回 事例研究2:モデリング事例
第14回 事例研究3:リエンジニアリング事例
第15回 まとめ
関連科目
準備学習等の指示
習ったところは、必ず復習するようにしてください。事前に配布するプリントは必ず持参してください。(復習には約30分以上かけましょう。)
教科書
使用しません。授業では、事前にプリントなどを配布します。
参考文献
1.マイケル・ハマー、ジェイムス・チャンピー:「リエンジニアリング革命ー企業を根本から変える業務革新」
2.小林 隆:「ビジネスプロセスのモデリングと設計」
3.飯島純一ら:「ビジネスプロセスモデリング」
4.W・チャン・キムら:「新版ブルー・オーシャン戦略」
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験60%、課題レポート20%、事例研究20%の割合で評価します。定期試験を受けていない人は、評価の対象になりません。
実務経験と授業との関連
備考
講義は双方向で、授業中の課題に対して質疑応答を交えて理解を深めていきます。
配布したプリントは、必ず持参してください。