シラバス情報

科目名
現代マスメディア事情
授業コード
25030
担当者名
徳永 博充、北野 尚人
副題
メディア企業の視点から
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
【授業内容】
マスメディアの最前線で働くプロフェッショナル(アナウンサー、ディレクター、新聞記者、テレビ報道記者、編集者、等)を招聘し、メディア企業で働く想いや「伝える」ことに関して、実体験を通して語ってもらいます。SNSが普及する現代社会の中で、マスメディアの役割や位置づけに関しても考えるきっかけとします。他の授業でのマスメディア関連の基礎理論をベースとし、応用場面としてのマスメディアの現場を知ることを目的とします。更に、双方向のアクティブラーニング的な学びを目指します。また、キャリア科目的な役割にも考慮して、メディアのプロフェッショナルとして働くとはどういうことなのか、生き方、心掛けなどに関しても考えるヒントとします。

【授業方法】
毎回マスメディア企業からゲストスピーカーをお迎えし、コーディネーターの本学教員との対談時間も設け、事前にメールで収集する学生からの質問も交えながら、マスメディアの今日的な役割に関して理解を深めます。話を聞いたあと、質疑応答も行います。授業終了後、授業を振り返りながら聞いたことをレポートにまとめます。この作業を通じて、得たヒントを自分のものとしていきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
到達目標は以下のようなものです。
(1)マスメディアで働く人の現状、喜び、苦労などを聞き、将来のキャリア形成のヒントにしよう。
(2)マスメディア各社の特徴や報道方針などを理解して、より深くマスメディアに接する力を身に着けよう。
(3)メディア・プロフェッショナルから「考えるヒント」をもらい、柔軟な発想力と表現力を身に付けよう。

【身につく力】「知識・理解」「チャレンジする力」「斬新な発想をする力」
授業計画
第1回 はじめに〜オリエンテーション
第2回 放送(テレビ)①(ディレクター)中国放送
第3回 放送(テレビ)②(アナウンサー又は報道記者)中国放送
第4回 放送(テレビ)③(アナウンサー又は報道記者)広島テレビ放送   
第5回 放送(テレビ)④(ディレクター)広島テレビ放送
第6回 放送(テレビ)⑤(アナウンサー又は報道記者)広島ホームテレビ 
第7回 放送(テレビ)⑥(ディレクター)広島ホームテレビ   
第8回 放送(テレビ)⑦(アナウンサー又は報道記者)テレビ新広島
第9回 放送(テレビ)⑧(ディレクター)テレビ新広島
第10回 放送(ラジオ)①(パーソナリティ)中国放送送       
第11回 放送(ラジオ)②(ディレクター)中国放送
第12回 放送(ラジオ)③(パーソナリティ)広島エフエム放送
第13回 新聞(記者)中国新聞社
第14回 雑誌(編集者)TJ広島
第15回 まとめ〜マスメディアの今日的な意義を再確認する〜
※ゲストスピーカーの都合により、各回の順番は変動することがあります。
関連科目
メディア論・現代マスメディア論・映像メディア論・出版メディア論
準備学習等の指示
次回のゲストが出演する番組や、掲載された記事などに目を通しておいてください。更に、質問したい内容に関して、毎回30分程度時間をかけて事前に考えておいてください。当日までにメール等でコーディネーターの本学教員へ質問事項を知らせておいてください。教員が質問内容を吟味して、当日、ゲストに質問していきます。
教科書
教科書は使用しませんが、毎回レジュメ資料等のプリントを配布します。
参考文献
清水英夫・林伸郎・武市英雄・山田健太(2009)『新版 マス・コミュニケーション概論』学陽書房
春原昭彦・武市英雄(2004)『日本のマスメディア』日本評論社
小野善邦(2009)『放送を学ぶ人のために』世界思想社
猪股征一(2006)『実践的新聞ジャーナリズム入門』岩波書店
電通総研(各年)『情報メディア白書』ダイヤモンド社
日本民間放送連盟(2007)『放送ハンドブック』日経BP社
『出版メディア入門』 第2版 日本評論社
定期試験の実施
定期試験を実施します。 
成績評価の方法
(1)出席状況・授業態度(15%)
(2)毎回のレポート(25%)
事前に用意してくる(何日か前までに教員へメールで送付)質問についても、マスメディアの「伝える」ことを理解するのにどれくらい役立つかを基準に、質問内容を加算方式でプラス評価します。
(3)定期試験(60%)
但し、広島経済大学学内定期試験細則に従い、出席日数が3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めません。
実務経験と授業との関連
前職の広告会社、博報堂に勤務していた時代から、全てのマスメディア企業と強い結びつきがあり、各メディア企業との協働経験を有しています。
備考
授業では、規律と集中を心掛けてください。また、必要事項は必ずメモをとる習慣を身に着けてください。授業中の私語・居眠り、携帯電話・スマホの利用は一切認めません。