研究指導ＡⅠ （計量経済学特論）

71053

得津　康義

4.00単位

1年

2019年度前期、2019年度後期

経済学の理論をデータを使って分析するために必要な分析方法について、基本的な統計学から代表的な時系列分析までを講義および実習を通じて学びます。

実証分析に必要となる統計的分析方法の基礎的手法とその考え方を理解したうえで、簡単なデータ分析を行い客観的かつ論理的な判断ができることを目標とします。　　

以下の各基本事項を講義と実習を通して学びます。
学生にはエクセルや他の統計ソフトによるデータ処理をさせながら、講義で学んだことの理解を深めさせるよう指導します。
１．データの基本統計量（平均、分散、標準偏差、相関係数など）
２．推定および仮説検定の考え方
３．代表的な時系列モデルの推定と検定（ARモデル,ARMAモデルの定義、特徴、推定、予測、データ解析）
４．時系列モデルを用いた日本の経済時系列データの分析　　

教科書は使用しませんが、毎回講義ノートを配布し、必要に応じて参考文献を指示します。　

Excelによる統計処理入門、 前川功一ほか、エコノミスト社
計量経済学、田中勝人、岩波書店　

定期試験は実施しません。

実習の際結果をレポートとして提出させ、その内容で評価します。