シラバス情報

科目名
マクロ経済学
授業コード
71001
担当者名
宜名眞 勇
副題
単位数
4.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期、2019年度後期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
開放経済のマクロ経済学の現代的な解説に基づき、景気変動に及ぼす在庫投資の影響と国際資本移動におけるFeldstein-Horioka 逆説の実証的分析を幅広く解説します。  
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
既存の広範な内外の文献を収集し、理解すること、それに基づき、自らの研究テーマを設定することを目標に演習形式の講義を行います。
授業計画
第1回:マクロ経済学とは
第2回:マクロ経済学が重視する諸問題
第3回:諸学説のサーベイ
第4回:マクロ経済学の基本的概念
第5回:GDPとGNP
第6回:実質化とデフレータ
第7回:フロー変数とストック変数
第8回:異時点間の最適化の基礎
第9回:産出高の決定
第10回:総供給の決定
第11回:総供給の古典派理論
第12回:総供給のケインズ理論
第13回:総供給のまとめ
第14回:総需要の決定
第15回:総需要と総供給の均衡
第16回:学説の相違とその源泉
第17回:マクロの消費と貯蓄
第18回:家計の効用関数
第19回:家計の予算制約
第20回:家計の意思決定
第21回:恒常所得仮説
第22回:ライフサイクル仮説
第23回:流動性制約と消費理論
第24回:消費貯蓄と利子率
第25回:総消費と貯蓄率
第26回:日本の貯蓄率は何故高いのか
第27回:投資と生産関数1
第28回:投資と生産関数2
第29回:家計の予算制約
第30回:家計の投資決定

開放経済のマクロ経済学を概観します。第9〜12回:在庫投資の生産平準化理論に関する既存の論文を展望します。第13〜30回:国際および国内の資本移動の流動性を計測する手法の一つである、Feldstein-Horioka 回帰式をの推定を巡る既存の文献を概括し、今後の展望を試みます。
関連科目
学部のマクロ経済学、および計量経済学
準備学習等の指示
文献の熟読を試みます。
教科書
マクロ経済学I;豊田・羽森、岩波書店
参考文献
"Lectures on Macroeconomics", olivier Blanchard and Stanley Fischer, 1989, MIT Press 
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
自らの研究テーマの設定と内容を評価対象とし、自らの分析を一部実施している状況に基づいて評価します。
実務経験と授業との関連
備考