シラバス情報

科目名
開発経済論特論Ⅱ
授業コード
71039
担当者名
厚母 浩
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類
高校専修(地理歴史)

授業内容
21世紀に入った世界経済において、貧困はいまだ克服されておらず、重要な課題のひとつです。貧困は所得だけでは計ることは出来ず、即ち、教育や保健・衛生面などにおいても深刻な問題が見られます。開発経済論とは、人々の生活水準を上げるためにさまざまな開発ニーズ、たとえば雇用、教育、環境、食糧などに応じて発展途上国で行われる開発について研究する経済学の総称と言えます。
本講義では開発経済論に関する先行の理論を整理し、今後の発展途上国の開発への有効性について特に、地球的規模の課題を中心に考えていきます。なお、受講者の報告・発表にもとづき進めていきながら、今日の地球的規模の開発課題について知識を深め、理解を高めていきます。なお、授業は受講者の報告・発表にもとづき進めていきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
開発経済学の基礎的理論を中心に整理し、理解し、説明できるようになるとともに、特に地球的規模における諸課題にも焦点を当てながら、日本の役割についても考察し、理解し説明できるようになることを目標とします。 
授業計画
第 1 回 講義のガイダンス
第 2 回 地球的規模の諸課題
第 3 回 国際社会のこれまでの取り組み
第 4 回 ミレニアム開発目標と環境
第 5 回 第二次大戦後の国際社会の環境問題への取り組み
第 6 回 開発と環境の両立は可能か
第 7 回 ミレニアム開発目標と人口問題
第 8 回 人口増加をめぐる指標と理論
第 9 回 現代世界の人口問題
第10回 地球的規模の課題のまとめ
第11回 開発倫理学の志向するもの
第12回 開発と文化
第13回 ミレニアム開発目標における開発パートナーシップ
第14回 日本政府による国際協力
第15回 まとめーミレニアム開発目標を達成するための条件ー 
関連科目
「国際経済学特論」、「環境・資源情報論特論Ⅰ及びⅡ」、「国際金融論特論」など。

準備学習等の指示
開発途上国の開発に関する新聞記事・ニュースを読んでおくことを勧めます。
教科書
教科書は使用しません。資料を配布します。
参考文献
必要に応じて講義中に紹介します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
レポート70%、受講態度30%を目安に総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
特になし
備考
特になし