シラバス情報

科目名
計量経済学特殊研究Ⅱ
授業コード
72003
担当者名
前川 功一
副題
経済時系列分析の理論と応用2
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
前期の計量経済学特殊研究Iの講義を前提に講義を行います。後期では前期で学んだ経済時系列の理論と応用に関する基礎知識をより高度に発展させることを目指す講義を行います。また後半では学生の学位論文テーマに関係の深い専門雑誌に掲載された論文を取り上げ、それらを解説します。その際、まず最初に論文で用いられたデータを使用して論文に示された結果を再現しつつ論文を吟味します。次にそれを発展させることはできないか、または別の観点からのアプローチはできないか等を学生自に考えさせます。前期と同様に講義においては、Excel、Exiews、R等の分析パッケージを用いた経済時系列データ分析の実習を取り入れることによって、経済時系列分析の実践的応用力が身につくような指導を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
基本的な到達目標は前期の計量経済学Iと同じですが、学生が博士論文テーマに即して論文を書く練習になるような、実際のデータ分析を行います。このような講義形式を取り入れることによって、学生が論文作成に必要な実践的なデータ分析力を身につけることを到達目標にします.
Eviews、R、Excel、等のソフトを使用することは前期と同様です。
授業計画
第1回  経済時系列分析(発展1:1変数定常時系列分析)
第2回  経済時系列分析(発展2:1変数定常時系列回帰分析)
第3回  経済時系列分析(発展3:VARモデル、より一般的な条件の下で)
第4回  経済時系列分析(発展4:VARモデル2、より一般的な条件の下で)
第5回  経済時系列分析(発展5:和分過程、より一般的な条件の下で)
第6回  経済時系列分析(発展6:共和分過程、仮説検定)
第7回  経済時系列分析(発展7:共和分過程の応用)
第8回  実証分析:金融時系列分析
第9回  実証分析:金融時系列分析
第10回 実証分析:国際金融時系列分析
第11回 実証分析:国際金融時系列分析
第12回 実証分析:成長モデルのVARモデル分析
第13回 実証分析:成長モデルのVECモデル分析
第14回 実証分析:パネルデータと定常時系列分析
第15回 実証分析:パネルデータと非定常時系列分析
関連科目
準備学習等の指示

予習・復習,課題の実行を行って講義に臨んでください。
教科書
講義資料を配布します
参考文献
Introductory Econometrics: A Modern Approach, by Wooldrdge, J.M., Cengage Learninig
Econometric Analysis, by Wooldrdge, J.M., PEASON Prentice Hall
Time Sereis Analysis, by Hamilton, J.D, Princeton University Press  
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の出席状況と、レポートで成績を評価します。
実務経験と授業との関連
備考