シラバス情報

科目名
IT戦略とマネージメント
授業コード
33010
担当者名
土山 ゆかり
副題
単位数
4.00単位
配当年次
2年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
「ITパスポート試験」は「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省がすべての社会人を対象に「ITを利活用する社会人に求められる基礎知識」を認定するもので、多くの企業の採用試験や昇格基準に用いられています。
本授業では、「ITパスポート試験」の合格を目指し、ストラテジ系(経営全般に関する分野)・マネジメント系(IT管理に関する分野)の用語・概念などの基礎知識、企業戦略からシステム運用までの基本的な事項を学習します。
※パソコンの操作や演習はほとんど行いません。基本的に座学の授業になります。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
情報化と企業活動に関する分析や問題解決を行うために必要な考え方、基本的な用語や仕組みを理解し、説明できるようになるのを目標とします。
システム開発やプロジェクトマネジメントのプロセスに関する基礎知識を理解し、説明できるようになるのを目標とします。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」「情報リテラシー」
授業計画
第 1 回 企業と法務 経営・組織(1) 企業の組織構成
第 2 回 企業と法務 経営・組織(2) 経営資源と管理
第 3 回 企業と法務 経営・組織(3) 生産管理・在庫管理
第 4 回 企業と法務 経営・組織(4) 資産管理・与信管理
第 5 回 企業と法務 オペレーションズリサーチ・インダストリアルエンジニアリング
第 6 回 企業と法務 会計と財務(1) 会計の種類、売上と利益
第 7 回 企業と法務 会計と財務(2) 財務諸表の種類と役割
第 8 回 第1章(前半)の総括と単元テスト1
第 9 回 単元テスト1の復習とまとめ
第10回 企業と法務 仕事に関わる法律(1) 知的財産権
第11回 企業と法務 仕事に関わる法律(2) セキュリティ関連法規他
第12回 企業と法務 標準化関連
第13回 経営戦略 経営戦略手法・マーケティング
第14回 経営戦略 ビジネス戦略
第15回 第1章(後半)と第2章(前半)の総括と単元テスト2
第16回 単元テスト2の復習とまとめ
第17回 経営戦略 技術戦略マネジメント
第18回 経営戦略 ビジネスインダストリ
第19回 システム戦略 情報システム戦略・業務プロセスの考え方
第20回 システム戦略 システム化計画
第21回 システム戦略 調達計画と実施
第22回 第2章(後半)と第3章の総括と単元テスト3
第23回 単元テスト3の復習とまとめ
第24回 開発技術 システム開発のプロセス
第25回 開発技術 ソフトウェア開発プロセスと手法
第26回 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメントのプロセスと手法
第27回 サービスマネジメント ITサービスマネジメント
第28回 サービスマネジメント システム監査・内部統制
第29回 第4章〜第6章の総括と単元テスト4
第30回 単元テスト4の復習とまとめ
関連科目
本講義と、後期「情報化技術」を履修することで、「ITパスポート試験」の全3分野が学習できます。
履修する順序は、どちらが先でも問題ありません。
準備学習等の指示
「ITパスポート試験」等の情報処理資格について、以下のサイト等で内容を確認しておきましょう。
情報処理推進機構:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
※「ITパスポート試験」の合格を目指す方は、毎回の授業の復習と過去問題の演習を行いましょう。試験では、100問を120分で解答します。素早く問題を解く能力を身につけるためにも、復習時間は20分程度と上限を決め、集中して行うことを推奨します。不明な点は授業前後に質問して、効率良く学習を進めてください。
教科書
よくわかるマスター 2019年度版 ITパスポート試験対策テキスト&過去問題集 (FPT1808)
本体価格2,200円(税別) FOM出版
※後期「情報化技術」と同じ教科書を使用します。
参考文献
よくわかるマスター ITパスポート試験 でるかも 予想問題集
本体価格1,200円(税抜) FOM出版
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
各単元の終了時に「単元テスト」を実施します。単元テストは4回行います。
毎回授業の最後に「小テスト」を実施します。(小テストは、次回の授業の冒頭で解答方法を解説します。)
毎回の授業の終了時に、授業内で記入したプリント提出を行います。(プリントは次回の授業時に返却します。)
・単元テスト20%×4回
・小テスト10%
・プリント提出10%
※ただし、欠席が10回以上の場合は、成績評価の対象外となります。
実務経験と授業との関連
コンピュータ業界でシステム営業を担当し、ERPシステムの販売促進や顧客教育に従事した経験があります。授業では具体的な事例を交えながら、分かりやすくITについて解説します。
備考