シラバス情報

科目名
世界の歴史Ⅰ
授業コード
16001
担当者名
田中 泉
副題
グローバル・ヒストリー(古代〜近世)
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
古代文明の誕生から、ギリシア世界の成立と古代帝国(ローマ、秦。漢)、中世世界(西ヨーロッパ、南アジア、東アジア)、ユーラシア世界の成立、世界の一体化の始まりまでを、基礎的な内容を講義形式で学習します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
世界の歴史をグローバル・ヒストリーの視点から捉えることができるようになります。特に、古代から近世にかけては、諸地域世界が成立したのち、再編されてゆき、ユーラシア世界が形成され、さらに世界の一体化の始まることについて、細かい歴史事象にこだわることなく、大きな流れを認識説明することができます。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 古代の世界(1) 古代エジプト文明 
    古代エジプト文明にはどんな特徴があるか?
第2回 古代の世界(2) 古代ギリシア世界とヘレニズム
    古代ギリシアの民主政はどのようにしてうまれたのか?
第3回 古代の世界(3) 古代ローマ帝国
    ローマが共和政から帝政へ変化したのはなぜか?
第4回 古代の世界(4) キリスト教の成立と発展
    キリスト教はなぜローマ帝国の国教となったのか?
第5回 古代の世界(5) 秦・漢帝国
    秦・漢はどのようにして中国を統一したか?
第6回 中世の世界(1) 隋・唐帝国
    唐はどのようにして中華帝国を築いたのか?
第7回 中世の世界(2) 宋から元
    漢民族と北方民族の関係はどのように維持されたか?
第8回 中世の世界(3) イスラーム世界の形成と発展
    アラブ帝国とイスラーム帝国の違いはどこにあるか?
第9回 中世の世界(4) 封建社会の形成と構造
    ヨーロッパ封建社会における領主間の主従関係には、どんな特徴があるか?
第10回 中世の世界(5)キリスト教ヨーロッパ世界
     ローマ教皇の立場はどのように変化したか?
第11回 近代ヨーロッパ世界の曙(1) 中世の危機
    13〜15世紀、イギリスやフランスは、どのように変化したか?
第12回 近代ヨーロッパ世界の曙(2) ルネサンス
ルネサンスは何を「再生」したのか?
第13回 近代ヨーロッパ世界の曙(3) 宗教改革
    ルターやカルヴァンの改革とイギリスの宗教改革の共通点、相違点は何か?
第14回 世界の一体化の始まり(1) 大航海時代 背景・ポルトガル編
    ポルトガルはなぜアジアへ向かったか?
第15回 世界の一体化の始まり(2) 大航海時代 スペイン・影響編
     「コロンブスの交換」は何を世界にもたらしたか?
関連科目
世界の歴史Ⅱを合わせて履修することを薦めます。世界の宗教、世界の思想と現代社会Ⅰ〜Ⅲなどが授業の理解のためになります。
準備学習等の指示
毎回の授業テーマについて、事前に情報を調べること(約60分)や、授業内容に関しノートを整理するなど復習をしておく(約60分)などを心がけてください。 
教科書
『グローバルワイド 最新世界史図表』第一学習社
参考文献
講義中に適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験(参照不可)を実施します。
成績評価の方法
定期試験の結果(90%) 、および平常の出席状況(10%)により評価します。出席回数が11回以上になった場合、1回あたり2点の加点をします
実務経験と授業との関連
備考
授業中の私語は厳禁です。また、飲食なども禁止します。守れない人は、以後の出席を認めない場合があります。