シラバス情報

科目名
コンテンツビジネス論Ⅰ
授業コード
25019
担当者名
濱 愼一
副題
コンテンツビジネスの考え方
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
本講義「コンテンツビジネス論Ⅰ」では、コンテンツビジネスの考え方を学んでいきます。
コンテンツビジネスの定義やその特徴から、コンテンツ、およびコンテンツ産業の歴史を通じて、コンテンツビジネスにかかわる環境を理解します。そしてコンテンツビジネスを体系的に理解するために、文字メディア産業、音楽・音声メディア産業、映像メディア産業、ゲーム産業、CGMの5分野を取り上げて、それぞれの特徴や制作過程などを考察します。また知的財産権、並びにより自由な著作権ルールの動向について学びます。さらには、欧米、アジア、日本におけるコンテンツビジネスの国際比較を行います。
続編の「コンテンツビジネス論Ⅱ」では、最新のコンテンツビジネス市場データに基づいて、コンテンツビジネスの現状と動向について学んでいきます。
また、講義ごとに簡単な復習/予習問題を課しますが、講義の冒頭で必要に応じて解答と解説を実施します。レポートについても同様です。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義では、以下のことを到達目標にします。
1.コンテンツ、およびコンテンツビジネスの定義や特徴を理解し、説明できる。
2.コンテンツビジネスのいろいろな産業分野の特徴や仕組みを理解し、説明できる。
3.世界各国のコンテンツ産業政策の特徴を理解し、説明できる。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 イントロダクション
第 2 回 コンテンツビジネスの定義
第 3 回 コンテンツビジネスの特徴
第 4 回 コンテンツ、およびコンテンツ産業の歴史
第 5 回 コンテンツ産業(1)ー文字メディア産業
第 6 回 コンテンツ産業(2)ー音楽・音声メディア産業
第 7 回 コンテンツ産業(3)ー映像メディア産業
第 8 回 コンテンツ産業(4)ーゲーム産業、CGM産業
第 9 回 知的財産権、およびその文化的、経済的側面
第10回 クリエイティブ・コモンズ
第11回 欧米のコンテンツ産業政策
第12回 アジアのコンテンツ産業政策
第13回 日本のコンテンツ産業政策
第14回 コンテンツビジネスにおける諸問題
第15回 まとめ
関連科目
マルチメディア論、Webメディア論、Webコンテンツ制作、コンテンツビジネス論Ⅱ
準備学習等の指示
毎日ICTやメディア関連のニュースを読むように努め、興味・関心を持った問題に対しては自分の考えをまとめておくようにしましょう。
毎講義ごと簡単な予習/復習課題を出しますので、用語やデータの確認なども含め30分以上をかけて解答し、次の講義の時間までに必ず提出するようにしましょう。
教科書
資料を配布します。
参考文献
「コンテンツビジネス特論」、岸川善光[編著]、学文社、2010年
「コンテンツ学」、長谷川文雄、福冨忠和[編]、世界思想社、2007年
「デジタルコンテンツ白書」、監修:経済産業省 商務情報政策局、編集・発行:一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)
「情報メディア白書」、電通総研編
「情報通信白書」、 総務省、http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/
「最新コンテンツ業界の動向とからくりがよく分かる本 [ 第2版 ] 」、中野明[著]、 秀和システム、 2013年
また必要に応じて、資料を配布したり、他の文献を紹介したりします。
定期試験の実施
定期試験は実施します。
成績評価の方法
成績は平常の出席状況と受講態度(10%)、レポート(20%)、定期試験(70%)で評価します。
実務経験と授業との関連
なし
備考
あたり前のことですが、理由なく遅刻や欠席をしないようにしてください。専門用語はしっかりと覚えるように努めましょう。