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 教員名 : 小谷 幸生 
						
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					 科目名 
							経営分析論 
							授業コード 
							22056 
							担当者名 
							小谷 幸生 
							副題 
							企業経営の健康診断 
							単位数 
							2.00単位 
							配当年次 
							3年 
							開講学期 
							2019年度後期 
							教職免許種類 
							高校一種(商業) 
							授業内容 
							経営分析論は、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を主体とする各種企業情報を利用して企業経営の実態を分析し、その特徴や経営課題などを明らかにするものです。狭い意味では財務分析論と同一に扱われることもありますが、本授業では学習範囲をより広くとり、「会社の見方」論として、幅広い角度からの経営分析を行いたいと思っています。授業では、財務会計の基本的な知識を活用した学習が欠かせませんが、理論偏重にならず、最近の企業動向をタイムリーにとり上げることで、できるだけビジネスの現場に直結した「臨場感」のある講義内容にするつもりです。   
							小テストや宿題は採点後、模範解答と一緒に翌週返却し、誤りの多かった箇所の解説を行います。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 
							財務諸表を主体とする各種企業情報を読みこなし、企業の経営状況について総合的に判断する能力を身につけることを目標とします。  
							【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画 
							≪経営分析の基礎≫ 
							第 1 回 ガイダンス、企業活動と会計情報 第 2 回 財務諸表の仕組み:貸借対照表と損益計算書 ≪定量分析:財務分析≫ 第 3 回 収益性分析(1):資産収益性、取引収益性 第 4 回 収益性分析(2):効率性、収益性指標の相互関係 第 5 回 安全性分析(1):流動性(短期支払能力) 第 6 回 安全性分析(2):健全性(資金の調達と運用の安定性) 第 7 回 財務分析の総合:株主収益性、収益性と安全性の相互関係 第 8 回 まとめと演習:財務分析の総まとめと問題演習 第 9 回 ケース・スタディ(1)時系列比較 第10回 ケース・スタディ(2)同業他社比較 第11回 財務分析の実践:危ない会社の簡単な見分け方 第12回 復習とテスト:第1回〜第11回の内容について復習したあと、テストを実施します。 ≪定性分析:非財務分析≫ 第13回 企業環境分析(1):外部環境分析 第14回 企業環境分析(2):内部環境分析、環境分析のまとめ ≪総合評価≫ 第15回 企業経営の総合評価:定量分析と定性分析の統合 (注)授業の進み方によっては、若干の変更の可能性もあります。 関連科目 
							管理会計論、会計学基礎、財務会計論、初級簿記I、初級簿記II 
							準備学習等の指示 
							復習に力を入れてください。配布したレジュメや資料をシッカリと読み直して理解を確実なものにしましょう。毎回1時間は必要です。授業時間内に100%理解することを目標に、不明な点があれば授業中または終了後に質問し、疑問点を次回に持ち越さないように心がけてください。 
							教科書 
							使用しません(授業内容のレジュメと参考資料を毎回配布)。  
							参考文献 
							授業中に適宜指示します。  
							定期試験の実施 
							定期試験を実施します。 
							成績評価の方法 
							定期試験60%、復習テスト30%、宿題10%の成績で評価します。 
							*外枠評価:11回以上の出席については、1回につき1点を加点。 実務経験と授業との関連 
							30年強の金融機関勤務のなかで、国内外の様々な企業や産業の動向を会計情報をもとに分析し、その課題や将来性を判断する業務に従事しました。授業では、理論面の解説に加えて、企業・産業調査経験で得られた実践的な知識・技能を伝えたいと思います。 
							備考 
							・本授業は会計系科目(会計学基礎、財務会計論、簿記など)の「応用編」としての位置づけになります。従って、これらの会計系科目に興味がある人は、本授業により一層取り組みやすいでしょう。 
							・授業中に実際にワークシートを使って作業を行う機会があるので、電卓は毎回持参してください。 ・受講者数により座席を指定する場合があります。  |