シラバス情報

科目名
出版メディア論
授業コード
25009
担当者名
松井 一洋
副題
出版メディアの基礎
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
出版・印刷の変遷と意義についてメディアの歴史をたどりながら理解します。また、メディアに関する知識の総まとめとして、幅広い視野から現代メディア社会の仕組みを理解します。後半では、印刷メディアの代表である新聞を材料として、広くニュースと一般教養を学びます。ゼミ形式の授業です。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
出版・印刷メディアの具体事例を検討することによって、現状と課題を的確に把握し、説明できるようになることが目標です。また、職業観としてのメディア産業について俯瞰的に理解し、自己の目標を策定します。
【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「プレゼンテーション能力」
授業計画
第 1 回 はじめに〜(出版)メディアの概念整理
第 2 回 【出版メディアの歴史】 グーテンベルグからのメディア発展史を辿りましょう。
第 3 回 【読書と読者】 新しい読者像の創造こそ、21世紀の出版界のテーマです。
第 4 回 【出版の電子化と電子出版】 出版電子化の持つメリットと展望について学ぶ。
第 5 回 【出版社の仕事】 出版社が果たしてきたすばらしい社会的役割
第 6 回 【出版流通と販売】 出版業界のビジネススタイルを知ろう。
第 7 回 【図書館の役割】 21世紀の図書館のありようについて考えてみましょう。
第 8 回 【表現の自由と出版倫理】 出版の社会的役割とビジネス倫理を理解します。
第 9 回 【著作権と出版】 人類の知的遺産としての著作権の確立と変容について考えておこう。
第10回 【新聞の活用①】 新聞はどうあるべきか
第11回 【新聞の活用②】 新聞の魅力
第12回 【新聞の活用③】 読み手はどう活用して行けばよいか
第13回 【新聞の活用④】 伝える力を磨こう
第14回 【新聞の活用⑤】 創造・推理力を磨こう
第15回 【出版メディア論のまとめ】 発想・コミュニケーション力を磨こう
関連科目
必修科目のメディア論やメディアリテラシーに関する授業を終了した前提で、出版メディアをターミナルとして、メディア全般の関する総合的な学びを目指します。
準備学習等の指示
配布する資料を事前に読む説くことが必要です。最低でも60分以上の予習をしてください。
授業中指名して回答を求めますので、毎回、問題意識を持って臨んでください。 
教科書
事前に必要な資料を配布します。
参考文献
『出版メディア入門』 第2版 日本評論社
『図解 出版業界ハンドブック〈Ver.1〉』 東洋経済新報社
『電子メディア論—身体のメディア的変容』 (メディア叢書)新曜社
『知の挑戦 本と新聞の大学』(集英社新書)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)出席状況、平常の受講態度、提出物など…20%
(2)学内定期試験…80%
ただし、広島経済大学学内定期試験細則に従い、出席日数が3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めません。 
実務経験と授業との関連
備考
授業では、規律と集中を心がけてください。また、必要事項は必ずメモをとる習慣をつけましょう。
授業中の携帯電話(スマホ等)の利用、私語と居眠りは一切認めません。