シラバス情報

科目名
メディアと経済
授業コード
25005
担当者名
貫名 貴洋
副題
メディア研究のための経済学
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類

授業内容
本講義は、1年次に学んだ「経済入門」をさらに進める内容で行います。
まず、メディアが日本経済に与える影響、日本経済がメディアに与える影響について考察していきます。その後、産業構造や国民生活の変化に伴ってメディア産業 がどのような状況に置かれているかについて学び、後半ではメディア産業の発達に伴って日本経済に与えられている影響に焦点を当てて議論を進めていきます。 プリントや様々な参考文献を指示しながら授業を進めていきます。  
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
経済学は、私たちの生活や企業活動にとってきわめて重要な社会科学の学問であり、メディア(新聞・テレビ・雑誌・ラジオ・インターネットetc)で取り上 げられる話題の中心の1つでもあります。本講義では、日本経済の変化およびメディア産業の変遷を中心に学んでいき、メディアによって国民の生活がどのよう な影響を受けているのかについて考えていくことによって、メディアと経済の両方の知識を修得した、社会や企業等で役立つビジネスパーソンになることを目標とします。
【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
【1日目】
第 1 回 オリエンテーション 授業の進め方
第 2 回 メディアと経済について〜メディアとは、メディアの変遷〜
第 3 回 戦後日本経済における産業構造の変化(1)〜産業構造の変遷〜
第 4 回 戦後日本経済における産業構造の変化(2)〜サービス産業およびメディア産業〜
【2日目】
第 5 回 世界ではばたく日本のメディアビジネス
第 6 回 ディスカッション&プレゼンテーション(第5回の内容について議論をします)
第 7 回 国民生活の変化と日本経済
第 8 回 国民生活の変化とメディア
【3日目】
第 9 回 図書館貸出冊数が書籍販売金額に影響を与えているのか?
第10回 ディスカッション&プレゼンテーション(第9回の内容について議論をします)
第11回 メディア産業の現状(1)〜新聞産業〜
第12回 メディア産業の現状(2)〜出版産業〜
【4日目】
第13回 メディア産業の現状(3)〜放送産業〜
第14回 メディア産業の現状(4)〜通信メディア産業〜
第15回 まとめ(第11回〜第14回の内容について議論をします)
関連科目
経済入門、現代日本経済事情Ⅰ・Ⅱ、メディアマーケティング論、メディア論、メディアリテラシーなど
準備学習等の指示
その日に学習した内容については、当日中に復習(少なくても30分程度)しておくことを心がけてください。 また、最終回の授業時にレポート課題(2000字程度)を出します。コピペにならないレポート作りを心がけてもらうため、それまでの授業で習ったことをしっかりと理解しておくことが重要になります。
教科書
毎回の講義でプリントを配布します 。
参考文献
Alison Alexander, James Owers, Rodney A. Carveth, C. Ann Hollifield, Albert N. Greco,“Media Economics: Theory and Practice”(Routledge; 3 edition)
福田・早見・須藤,『情報経済論』(有斐閣アルマ)
湯淺・生明・内山・宿南・伊藤,『メディア産業論』(有斐閣コンパクト)
河島 伸子,『コンテンツ産業論—文化創造の経済・法・マネジメント』(ミネルヴァ書房)
吉見俊哉,『メディア文化論』(有斐閣アルマ)
岩田 規久男,『経済学への招待 (ライブラリ経済学への招待)』(新世社)
N.グレゴリー マンキュー,『マンキュー入門経済学』(東洋経済新報社)   
定期試験の実施
定期試験を実施しません。
成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度、毎回の授業で出席カードに書いてもらう内容(30%)、ディスカッション・プレゼンテーションでの取り組み(40%)、レポート課題(30%)により総合評価をします。
実務経験と授業との関連
備考
遅刻・私語といった授業環境を悪化させる、マナーを守れない学生の受講はお断りします。