シラバス情報

科目名
演習Ⅰ (平本賢了)
授業コード
41213
担当者名
平本 賢了
授業題目
東南アジアの経済発展と日本の役割
単位数
4.00単位
配当年次
3年

授業概要・授業計画
本演習の目的は、二点あります。一点目は、独立以降の東南アジアにおける経済発展のプロセスをたどり、その成果と課題について考えてゆくことです。これらの国は、20世紀になって政治的独立を果たし国づくりをスタートさせてゆくのですが、民族・宗教・言語など多様にして複雑な社会構造を成しています。各国政府はこうした社会と向き合いながら、いかにして国の発展につなげてゆくか、という努力を重ねてきました。本ゼミでは、そのひとつの事例としてインドネシア、タイおよびベトナムなどの国を取り上げ、考えてゆきます。

そして二点目は、東南アジアの成長と日本の役割について学ぶことです。日本とASEANとの交流は40年以上の長きにわたり、日本はこれまで成長の実現につながる幅広いインフラ環境の整備や人材育成、貿易・投資環境の整備を進めてきました。本演習では、東南アジアの持続的発展と安定のためには開発の担い手となる人材の育成が国づくりの基礎として欠かせないことを重視し、人づくり・国づくりの基礎を築く日本の協力について考えます。技術協力の事例などを通じた人材の育成と活用への取り組みは、今後の東南アジアと日本とのかかわりを考える上で有益となるでしょう。
これらの理解を深めてゆくために、統計データ、レポート及び書籍などとともに、VTRなども使いながら理解を深めてゆきます。
教科書
教科書は使用しません。教材や資料については、その都度指示を行うとともに、必要に応じて配布をいたします。
活動予定
4月: ゼミ懇親会、年間活動計画に基づくゼミ生それぞれの目標設定や演習ノートの活用について
5月-7月: 配布資料に基づく資料の輪読(レポーターによるレジュメづくりと発表)、資料収集の方法、関心ある東南アジアの国を選んでその国の経済発展の過程や社会について調べる「一国調査」の開始(5月-)
7月中旬: 「一国調査」レポートの提出、納涼会の実施
9月: 前期ゼミの振り返りと後期ゼミの進め方の確認、「一国調査」をさらに深く考察してゆく作業の開始
  資料の輪読の再開(~12月末まで)
11-3月: 卒論テーマ設定の方法と進め方、進路選択の準備(履歴書・自己紹介書・自己分析・業界企業研究、新聞の活用等)
12月: 忘年会(演習Ⅰの総括と評価)
1月: 新年会、卒論と進路についての意見交換会、演習Ⅰ総まとめ、進路選択個別指導

※「図書館文献ガイダンス」の実施
 ゼミ学習の効果を高めるために、後期1コマを利用し、①論文・雑誌記事の探し方、②学外の本の探し方、および図書館に所蔵していない文献の入手方法などについて学びます。

※「進路支援」
 卒業後を見据えた選択を考えるための、対策学習を実施する予定です。興動館や宮島研修センターを利用しての勉強会を考えています。

※「ゼミ間のつながりや仲間づくり」
 充実したゼミは緊密な仲間とのつながりがあってこそ。その関係性を深めるために、ゼミスポーツ大会やレクレーションなどの課外活動や懇親会の開催も積極的に実施する予定です。これらの実施にあたっては、皆さんと相談しながら進めてゆきます。平本ゼミ生(1年-4年)による懇親会を、今年も計画したいと思います。
成績評価の方法
出席状況とともに、ゼミ活動への取り組みの姿勢・態度(テキストの輪読・発表、レポートなど)を重視し、総合的に判断いたします。

選考方法
演習は面談等によって承認がなされますので、希望する学生は以下の選考方法に従ってください。

選考方法
 ・面接と書類
 ・面接日時を指定していますので、事前のアポイントメントは必要ありませんが、指定の面接日時が難しい場  合、対応をしますので、メール等で相談してください。
  メールアドレス:kn-hira@hue.ac.jp
・選考にあたり「登録希望願」を、面接前日までに私の研究室へ提出してください。提出専用のボックスを研究  室ドアに設置しますので、そちらへ入れてください。
  平本研究室:本館4階009号

選考日時
  ・第1次:11月27日(火)9:00-12:00、14:50-17:00、11月28日(水)9:00-12:00、14:50-18:00、
       11月29日(木)9:00-12:00、14:50-18:00
       
  ・第2次:12月13日(木)9:00-12:00、12月17日(月)14:50-18:00

選考場所
  ・平本研究室:本館4階009

研究室自由訪問期間&オフィスアワーを活用ください
・この期間を大いに活用してゼミへの理解を深めてください。
 訪問期間:11月16日(金)から26日(月)が大学より設定されていますので、火曜日4時限目のオフィスアワー や講義の合間に来ていただければと思います(金曜日を除く)。なお、この時期は4年生の卒論指導を授業時間外で行っていますが、在室であれば柔軟に対応します。また、事前のアポイントメントは必要ありません。




履修条件
東南アジアに関心のある学生、また多様性に富むこの地域を幅広く理解したいという学生は歓迎いたします。また、ゼミは、ともに「学ぶ場」である一方で、「人づくりの場」(人間関係を深める場)でもあります。従って、以下の点は、ゼミ運営上からも歓迎します。

 ・楽しく、積極的に、前向きな気持ちで取り組みたいと考える学生
 ・ゼミ活動を通じて仲間とのきずなを深めたいと思っている学生

注意事項は以下の点です。
 ・仲間との輪がゼミを楽しく充実させます。
 ・他の仲間に迷惑をかけるような学生
  無断遅刻・積極的に作業などに加わらない・授業中にスマホ(教員による作業等の指示がない場合)、居眠りetc...)は、ご遠慮ください
オフィスアワー
「選考方法」でも記載したように、自由訪問期間を利用して、ゼミへの理解を深めてください。
自由訪問期間の場所は、以下です。

オフィスアワー(研究室):  火曜日の4時限目となっていますが、それ以外の曜日及び時間でも在室していまし                 たら、対応しますので、お越しください。

明徳館: 11月21日(水)の4時限目:14:45-16:15は、明徳館で行ないます。
(入試のため、実施を火曜日から水曜日に変更)
                 場所は明徳館2階、平本ゼミスペースです。

12月4日(火)の4時限目:14:45-16:15
(2次募集がある場合)


※自由訪問期間中は、アポイントは必要ありません。