シラバス情報

科目名
現代日本経済事情Ⅱ
授業コード
21033
担当者名
宜名眞 勇
副題
国際関係編
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)

授業内容
日本経済は、その中で日本の消費者や企業が生活し、活動しており、生産、消費、外国為替、輸出、輸入、経常収支、海外直接投資、金融資産の売買、等の言葉で表される活動に従事し、その結果を数量的に表し、国民経済の成長と発展を目指して諸政策が実施される場です。その全体像を概括的に、経済全体の視野に立って、またデータによる解説も併せて論じます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
経済活動の内容や意味、用語の相互関連、正確な使用法、について正しく理解し、認識し、自ら使用出来るまでに習熟することが必要であり、社会人として今後活動していく上で基礎的な素養になり、経済・社会に関する国際的視野を持ち、その知識や能力を更に自ら高めていけるよう社会経済現象を理解するための正しい視点を持てるようになることを目指します。それらのことはまた日本経済を国際的視点から考察するとき、論理的思考力・分析力の獲得、社会経済に関する知識・理解力の向上、情報リテラシーへの習熟、および斬新な発想をする力の養成にもつながる学習といえます。
授業計画
第1回 産業と経済1:日本の産業競争力、戦後の産業政策
第2回 産業と経済2:貿易自由化、ビジネスモデル
第3回 産業と経済3:スマイルカーブ、農業ビジネス
第4回 現在の国内および国際経済1:グローバル・トレンド、日本経済が直面する諸問題
第5回 マクロ的経済観2:景気の変動
第6回 日本の金融1:グローバルマネー
第7回 日本の金融2:繰り返す金融ショック
第8回 日本の金融3:マネーの構造と資産市場
第9回 日本の金融4:電子マネー
第10回 産業と経済4:ゲーム理論と戦略的行動
第11回 国民生活と経済1:少子高齢化の経済問題
第12回 外から見る日本経済1:アジア市場の拡大
第13回 外から見る日本経済2:為替レートとは何か。
第14回 外から見る日本経済3:貿易が生じる理由
第15回 外から見る日本経済4:グローバル化と国内経済
関連科目
ミクロ経済学、マクロ経済学、金融論、財政政策論
準備学習等の指示
講義は教科書に密接に関連した形で進みます。従って、講義出席前の教科書の予習と、出席後の確認のための教科書の復習は内容の正確な理解のために非常に効果的です。各講義の前に60分程度は予習にかけましょう。
教科書
伊藤 元重 「ゼミナール 現代経済入門」 日本経済新聞社、2011 
伊藤 元重 「ゼミナール 国際経済入門」 日本経済新聞社、2014 
参考文献
マクロ経済学、第3版、吉川 洋、岩波書店
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
出席5%、小テスト15%、期末試験80%の割合で成績評価を行います。
実務経験と授業との関連
備考
小テストの解答はテスト終了後直ちに板書します。採点の結果については、なるべく次週、ないしは2週間後には教室で講義開始前に示します。累次のテストの採点結果は、同一の表に記載して示します。