シラバス情報

科目名
演習Ⅰ (宮畑加奈子)
授業コード
41240
担当者名
宮畑 加奈子
授業題目
法、経済、経営の視点から文化を考察する!
単位数
4.00単位
配当年次
3年

授業概要・授業計画
活力にあふれるアジア地域(日本を含む)について、「文化」の側面から考察するのがこの演習のテーマとなります。文化といっても、宝物や文化遺産などの限定された対象だけではなく、今ではアニメや生活様式まで含む極めて広い概念で捉えられるようになっているのが現状です。デイヴィッド・スロスビーは、その著書『文化政策の経済学』の中で、グローバリゼーションという経済環境の急速な変化によって、文化に関する領域も、映画、メディア、デザイン、建築等も含めた文化産業、ひいては観光、都市開発、地域開発、国際貿易、外交にまで広がっていると指摘していますが、演習Ⅰでは、このスロスビーの指摘を起点としながら、文化をめぐる様々な事象について、法律学、経済学、経営学の視点から、考察していくことを課題とします。以上のことを念頭におきつつ、演習前半ではアジア諸地域の文化理解のための基礎的な知識を身に付け、後半は各自興味のあるテーマを選択して報告を行います。

【参考文献】
小林真理編『文化政策の現在』東京大学出版会(2018)
デイヴィッド・スロスビー『文化政策の経済学』ミネルヴァ書房(2014)
佐々木公明・文 世一『都市経済学の基礎』有斐閣(2016)
山家京子他『アジアのまち再生 社会遺産を力に』鹿島出版(2017)
松本康編『都市社会学・入門』有斐閣(2014)
野田邦弘『文化政策の展開 アーツマネージメントと創造都市』学芸出版社(2015)
根木昭『文化政策学入門』水曜社(2010)
菊地俊夫・松村公明『文化ツーリズム学』朝倉書店(2016)
教科書
授業開始時に指定します。
活動予定
4月 自己紹介等
5月 懇親会等
6〜7月 図書館文献ガイダンス、台湾法史概説  
9月 各自研究テーマを決定
10〜12月 研究報告・討論
1月 レポート提出
ゼミ合宿、旅行の実施については、受講者と協議の上、決定します。
成績評価の方法
出席、演習への取組み、研究成果によって、総合的に判断します。また正当事由なき無断欠席には厳しく対処します。

選考方法
第一次選考(面接)       : 11月28日(水)14:45〜16:15
第二次選考(面接)       : 12月14日(金)11:00〜12:30
履修条件
アジアに興味がある人。
オフィスアワー
研究室:3号館3階308号
時間:水曜日13:00〜14:30
明徳館3階宮畑ゼミスペース : 11月26日(月)13:00〜14:30
研究室の自由訪問時間    : 11月16日(金)11:00〜12:30