シラバス情報

科目名
外書講読(英語)
授業コード
71005
担当者名
中川 栄治
副題
単位数
4.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期、2019年度後期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
本年度は、D. R. フスフェルト(D. R. Fusfeld)著The Age of the Economist(A Yohan Ladder Edition, 1992)をテキストとして使用します。本書では、経済学の歴史が平易な英語で簡潔に叙述されています。英語文献に不慣れな人、また、経済学史の予備知識のない人にとっても、十分読解可能な内容のものです。この授業では、そのような上記文献に示されるフスフェルトの所説を輪読します。本授業は、本書の講読をつうじて,受講者が英語での経済学の基礎的知識を確認しつつ、英語文献の取り扱いに慣れることを、主な目的とします。
*ただし、履修希望者の研究テーマ、関心等の関係から、別の文献、別のテーマを、等々といった希望があるときには、相談に応じます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
大学院での研究をすすめるに際しては、英語文献の使用が必要となることが多々あります。本授業では、基礎的な英語文献を丹念に輪読し、受講者が、経済学の知識を拡充・深化させながら、英語文献処理能力を高めていくことを目指します。 
授業計画
本授業は、経済学の歴史に関してフスフェルトが提示する所説を、以下のような順で検討していきます。
*進行速度等については、受講者の様子に照らし、適切に調整します。
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 経済学と市場経済(1)
第 3 回 経済学と市場経済(2)
第 4 回 経済学のあけぼの(1)
第 5 回 経済学のあけぼの(2)
第 6 回 アダム・スミス(1)
第 7 回 アダム・スミス(2)
第 8 回 アダム・スミス(3)
第 9 回 古典派経済学(1)
第10回 古典派経済学(2)
第11回 古典派経済学(3)
第12回 社会主義とカール・マルクス(1)
第13回 社会主義とカール・マルクス(2)
第14回 社会主義とカール・マルクス(3)
第15回 個人主義の哲学(1)
第16回 個人主義の哲学(2)
第17回 新古典派経済学(1)
第18回 新古典派経済学(2)
第19回 新古典派経済学(3)
第20回 人間家族(1)
第21回 人間家族(2)
第22回 ケインズ革命(1)
第23回 ケインズ革命(2)
第24回 ケインズ革命(3)
第25回 計画経済(1)
第26回 計画経済(2)
第27回 資本主義は存続し続けるか(1)
第28回 資本主義は存続し続けるか(2)
第29回 資本主義は存続し続けるか(3)
第30回 まとめ 
関連科目
経済学史特論Ⅰ・Ⅱ
準備学習等の指示
単語の意味等は必ず調べておいてください。
教科書
Daniel R. Fusfeld, The Age of the Economist, Yohan Ladder Edition, Tokyo: Yohan Publications, 1992.
*教科書については、購入の必要はありません。
参考文献
授業の過程で、適宜指示します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度、授業での報告、レポートに基づいて、総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考
*履修希望者が別のテーマや教科書を希望する際には、第1回授業時に申し出てください。