シラバス情報

科目名
経済統計学特論
授業コード
71032
担当者名
山村 耕一郎
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度前期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
この授業(講義)では、まず、経済統計の作成過程を知るために、統計法規や調査方法、統計分類などについて学習します。次に、経済統計の加工方法を知るために、相関分析や回帰分析などの統計的手法について学習します。最後に、わが国の経済統計のなかで比較的重要なものを取り上げ、その調査概要や結果等について学習します。
なお、この授業では、必要に応じて、受講生によるレジュメに基づく発表があります。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業では、まず、代表的な経済統計の作成方法と加工方法に関する知識を修得します。これらの知識を融合することによって、経済統計の信頼性を踏まえた質の高い数量分析に挑み、問題解決力の幅を広げ、有意義な経済分析ができるようになることを目指します。
なお、パソコンを使った情報処理については、統計情報論特論にゆだねることにします。 
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」
授業計画
第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 経済統計の類型
第 3 回 統計調査(全数調査)
第 4 回 統計調査(標本調査)
第 5 回 統計制度
第 6 回 統計分類
第 7 回 統計加工(相関分析)
第 8 回 統計加工(回帰分析)
第 9 回 人口統計(国勢調査)
第10回 人口統計(人口動態調査)
第11回 労働統計(労働力調査)
第12回 労働統計(毎月勤労統計調査)
第13回 消費統計(家計調査)
第14回 消費統計(全国消費実態調査)
第15回 まとめ
関連科目
統計情報論特論
準備学習等の指示
事前に配布した資料を読み、理解できない言葉の意味を調べ、内容を把握し、質疑応答ができるようにしておいてください。そして、自身の研究に、学習内容をいかに応用することができるかについて考えてみてください。そのために、60分以上の予習を心がけてください。また、復習はその日のうちに繰り返し行い、知識を確実に身につけてください。
教科書
教科書は使用しません。毎回資料を配布します。
参考文献
高木・大屋・野村編『経済統計学講義』有斐閣、1984年。
三潴信邦・関彌三郎編『テキストブック経済統計論』有斐閣、1985年。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
成績評価は、この授業で行われた受講者による発表内容(50%)と質疑応答の内容(50%)により総合的に行います。なお、欠席や遅刻、受講態度がかんばしくない者については減点があります。
実務経験と授業との関連
備考
なし