シラバス情報

科目名
経済法特論Ⅱ
授業コード
71031
担当者名
鳥谷部 茂
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2019年度後期
教職免許種類

授業内容
本講義では、個人及び法人の経済取引の基礎となる財産法を中心に、より深く理解すると同時に、租税法との交錯について研究する。後期は、債権取引(損害賠償、債権譲渡、契約総論、売買、贈与、交換、貸借、雇用、委任、請負、不当利得等)、及び夫婦・相続等について、その理論的・実務的整合性を検討する。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
個人及び法人の経済取引の基礎となる財産法をより深く理解し、将来実務職・専門職に対応できる能力を養うことを目標とする。そのための文書(論文)作成能力を養う。
授業計画
第1回 顧問契約
第2回 資産の譲渡と固定資産税
第3回 売買と交換
第4回 雇用と請負
第5回 保証の履行に伴う資産の譲渡
第6回 貸倒れの税務処理
第7回 贈与と相続財産の範囲
第8回 相続税の更正請求と不当利得
第9回 相続させる遺言の性質と機能
第10回 遺産分割協議の合意解除
第11回 租税債権の特質
第12回 委任契約と準委任契約
第13回 税理士の専門家責任
第14回 馬券の大量購入による利得
第15回 医療費控除の範囲
関連科目
租税制度論特論、所得税法特論、法人税法特論、消費税法特論
準備学習等の指示
各回の予習とあわせて民法の該当箇所の予習が必要です。
教科書
松尾弘、益子良一『新訂 民法と税法の接点』(ぎょうせい、2010年)
参考文献
金子宏『租税法 [第23版]』(弘文堂、2018年)
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
出席、報告内容、質疑応答によって評価する。
実務経験と授業との関連
備考