シラバス情報

科目名
プレゼミ 済・営(澤滋久)
授業コード
41167
担当者名
澤 滋久
授業題目
「現代世界の地誌的考察」でレポートを書く
単位数
2.00単位
配当年次
2年

授業概要・授業計画
大学での自主的・能動的な学びは、自ら課題を設定してその答えを学問的に探求していくことから始まります。
「能動的=active」な学習へと向かうには、それぞれがレポートを書くことが最もオーソドックスな方法でしょう。また、最終的には3年次のゼミを通じて、4年次の卒業論文で、「大学の学び」の完成することが求められているため、レポート作成は専門を学ぶ前に必ず経験すべきと考えています。

このプレゼミでは、どのような専門を学ぶにしても基礎として必要な課題設定・探求行動をします。半期の間でレポート作成を通じて学び、大学生としての基本スキルを身に着けることを内容とします。リテラシー(知識を得る)をつけることも目的ですが、知識そのものを与えるのではなく、知識を得るための行動、得た知識を説明するスキルの獲得を重視します。

レポート作成については、「地誌」の「地誌報告書」や、本学の卒業論文のルールを準用して、国・地域を選定し、
◎その国・地域(海外)の特徴を描き、考察する
ものとします。

第1回 オリエンテーション、カリキュラム・学則等ルールの再確認
第2回 データブックの概要、所収事項の確認
第3回 世界各国の指標を理解する、先進国と発展途上国の差異(1)
第4回 世界各国の指標を理解する、先進国と発展途上国の差異(2)
第5回 選んだ国はどんな国(1・人口、農業)
第6回 選んだ国はどんな国(2・エネルギー、経済、通商)
第7回 選んだ国はどんな国(3・社会文化、環境)
第8回 レポート作成(1・ルール、スタイルシート、参考文献)
第9回 レポート作成(2・材料と説明の仕方、3つの地誌的考察方法)
第10回 レポート作成(3・地誌、地域概要の書き方)
第11回 レポート作成(4・「盗作」を避けること)
第12回 レポート作成(5・終盤、形式を整える、締切)
第13回 レポート発表(レポートからプレゼンテーション、質疑応答)
第14回 レポート発表補足(プレゼンテーション予備日)
第15回 まとめ

レポートは個人作成です。自分の関心事項に該当する国・地域を一つ選定して、課題設定をしましょう。大学の学修にみあったものになるよう、高校レベルの「資料・教科書の理解」(=事項暗記→試験対策)からいち早く脱して、正しくオリジナルな考察(=レポート作成→論文の執筆)ができるようにトレーニングをしましょう。
教科書
二宮書店『データブック・オブ・ザ・ワールド2020』700円

上記は実習に使います。学習事項に関するものは、適宜資料を配布します。
活動予定
全てのアクティビティ(活動、授業ではないもの)は学生中心で行い、教員が発案・指導(ヤラセ)等はしません。

ただし、全学スポーツ大会だけは、最初の行事のため、多少の案内はします。

※ここの欄の読み方は、「みんなで勉強にもなる楽しいこと(アクティビティ=活動、学活)をやる」という意味でもよいですが、「参加することが義務で、評価対象になりうる」場合、事前に約束を示すためのものです。その意味でも、授業のゼミと、「活動」は別個のものとしています。
成績評価の方法
出席・参加状況・学習態度・成果物を総合的に判断します。

選考方法
◎希望願メール提出(必須・sg-sawa@hue.ac.jp)と、個別Teams面接による選考です。
[手順]
・メール質問期間に、メールを送信し、ゼミ概要・選考の詳細を聞いてください。【5月28 日〜6月5日15:00】この際に「登録希望願メール」の書式を指示します(2次の希望予定でもこの期間を活用してください、もちろん複数ゼミへの送信奨励です。◎WEB登録と希望願メールの両方が出そろって選考に進みます。)。

・「希望願メール」の提出期限は次の通り【第1次:5月28日〜6月5日17:00】【第2次:6月22日〜6月26日17:00】 (第2次以降向けのメール送信は、その前の選考の翌講義日から、選考結果を待たずに可能です。)

・希望願送信のメールアドレスにteams面接日時のお知らせを送ります。(不達にならぬよう、メール質問期間に試験メールをやりとりしておきましょう。◎希望願メール未提出の学生には送りません。一度送ったきりで、連絡が途切れた場合も同様です)
なお、teams面接日時(会議招待)は、【第1次:6月8日〜6月17日】、【第2次:6月22日〜26日】の中からお知らせします。

[重要ポイント]
重要4点 ①個別面接 ②希望願必須 ③面接理由の授業欠席厳禁 ④メール連絡必須
履修条件
HUEナビをほぼ毎日チェックし、未読メール・掲示を貯めていない人、
この文書をはじめ、教務ガイドや要項類が読めて、学内のルールを順守する人、
とします。
入門ゼミ生の優遇はありません。「希望願」提出の遵守等、他ゼミ出身者との公平な選考条件にするために、かえって厳しく扱うこともあります。

◎3年次以降の「学びたい分野」は、「履修系統表」をもとに明確にしてください。
3年次演習Ⅰなどへの「進路指導」は厳しい(演習Ⅰが自分の履修する分野でもないのに、後期のゼミ選考をサボった結果の”持ち上がり・滞留”を希望することは認めない)ゼミです。
オフィスアワー
◎2020年度前期は、感染防止のため対面面談はなくなりました。