シラバス情報

科目名
情報入門演習B a
授業コード
24010
担当者名
坂本 小百合
副題
PCのイロハを学ぶ(エクセルの初級を学ぶ)
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2020年度後期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
Excel 2016の基礎から中級の内容です。Microsoft Office Specialist (MOS) Excel 2016の出題範囲について、説明と演習を行います。提出課題が毎回あります。期限までに提出された課題は内容を確認して評価し、次の講義はじめには前回の復習に取り組みます。2回実施する操作テストで、操作スキルの定着確認を行います。操作テストは制限時間内にテキストを見ないで問題を操作し編集後のファイルを提出します。操作内容は採点し評価の対象とします。テストの解説はテスト終了後に行います。2回目の操作テスト後はMOS試験に向けた模擬試験練習を行います。MOS試験を受験しない学生は、最終回に模擬試験を使ってスキル確認を行います。
この講義は、MOS Excel 2016(一般)の資格対策を兼ねています。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
エクセルの基本(表作成・絶対参照および一般的な関数の利用・印刷・複数シート編集・グラフ・データベース機能など)を学び、機能を使って表の編集が行えるスキル習得ができます。さらに資格取得に必要な中級機能(名前付き範囲・条件付き書式・テーブル機能・その他の関数の利用など)を学び、Excelを活用する能力が身につきます。
【身につく力】「情報リテラシー」
 ITを活用する能力が身につきます。
授業計画
第1回 ガイダンス、テキスト販売、MOS試験について、表作成の基本操作と保存 提出課題
第2回 表の編集機能(セルの書式設定)、相対参照と絶対参照を利用した数式の理解、テーマとスタイルの利用 提出課題
第3回 表の編集機能(コピー、行や列の編集)、関数の直接入力(COUNT関数の活用) 提出課題
第4回 関数の活用2(SUMIF,AVERAGEIF)、複合参照を利用した数式の入力、表の印刷 提出課題
第5回 ヘッダー/フッターの設定、グラフの作成 提出課題
第6回 複数のシートの編集、Excelの基本操作スキルを確認する演習問題
第7回 ここまでの復習、グラフの編集機能 提出課題
第8回 データを効率よく編集・分析する機能(条件付き書式、スパークライン) 提出課題
第9回 IF関数の利用、文字列操作関数の利用 提出課題
第10回 データベース機能(並べ替えと小計機能) 提出課題
第11回 データベース機能(テーブルの利用とデータの抽出) 提出課題
第12回 操作確認 総合テスト
第13回 Excelのオプション設定、ブックの保護や検査機能(ドキュメント検査、暗号化) 模擬試験問題(1,2)解説 提出課題
第14回 模擬試験問題(3〜5)解説、模擬試験練習 提出課題
第15回 MOSスキル確認テスト(Microsoft Office Specialist Excel 2016 模擬試験)
※以上の通り計画していますが、学習状況により一部内容を入れ替えたり、省略する場合もあります。
関連科目
パソコンの基本操作については情報入門演習Sで習得済み、Wordの操作スキルはMOS Word (一般)合格程度であることを前提としています。
本講義履修後MOS Excel (一般)資格を取得した学生は、MOS Excel Expert(上級)資格取得を目指す情報活用演習Bの履修を勧めます。
準備学習等の指示
ファイル管理および文字入力は問題なく行えることが前提となります。講義後はテキストの関連Lessonを操作し理解度を確認しましょう。
やむを得ず講義を欠席した場合は、必ず各自でテキストを学習し期限内に課題を提出してください。
【授業準備の目安】
⇒予習30分程度(次回の授業内容を確認し、事前にテキストを読んでおきましょう)
⇒復習30〜60分程度(演習問題を復習し、関連するLessonを理解度に応じて反復しましょう)
教科書
講義は以下のテキストおよび補助資料を用いて実施します。毎回使用しますので必ず準備して講義を受けてください。

「MOS Microsoft Excel 2016 対策テキスト& 問題集」(FPT1617),FOM出版,2,000円(税別)
※初回授業時のみ教室内販売を行いますので代金を持参して下さい。それ以降はブックセンター等で各自購入してください。
参考文献
「よくわかる Microsoft Excel 2016 基礎 」,FOM出版
「よくわかる Microsoft Excel 2016 応用 」,FOM出版
「情報リテラシー」,FOM出版
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・出席および提出課題(取り組み姿勢に対する評価)…20%
・基本の編集操作確認テスト…20%
・操作確認 総合テスト…40%
・MOSスキル評価(Microsoft Office Specialist Excel 2016 模擬試験結果)…20%
以上の割合で採点し、総合評価を行います。
「5回以上の欠席」の場合や、「提出課題未提出」かつ「総合演習(操作テスト)を受けていない」場合は、「評価不能」となる場合があります。
実務経験と授業との関連
備考
『遅刻しない・質問する・復習する』ことを心がけ、提出課題を期限内に提出しましょう。積み重ねがスキルアップにつながります。課題の対策Lessonは、テキストで操作手順を確認しましょう。演習問題は、毎回の講義の確認問題です。操作できていない場合はコメントを返すようにしていますので、確認して復習してください。コメントや解説でも理解できなかった問題については、直接質問して解決を図ってください。