シラバス情報

科目名
映像制作応用
授業コード
25044
担当者名
徳永 博充
副題
映像で「社会を見つめる」
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2020年度後期
教職免許種類

授業内容
 授業の間、あなたはニュースリポーターであり報道カメラマンです。私たちが住む地域の課題を見つけ出し、その現状と背景を表現します。プロの映像ジャーナリストの制作過程を体験します。そこで大切なことは、「社会を少しでも良くしたい」という意思と、「自分の力で切り拓く」という情熱です。テーマの設定、取材の方法、撮影、構成、原稿、レポートの方法を学びます。制作はグループで行い、最後はスタジオを使って「放送」形式で表現し、互いに批評し合います。
****参考の為にYoutube で「徳永ゼミナール」と検索し、あげられたドキュメンタリーを視聴してください
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1年次のカメラ実習及び制作基礎の発展応用です。テレビが放送するコンテンツのなかでも公共性の高い、企画ニュースを制作します。社会が内包する矛盾を見つけ出し、多くの事実と取材対象者に向き合い、判り易いストーリーに編み上げる。それを表現することで社会に一定の議論を呼び起こし、健全な輿論を醸成するような作品作りを目指します。出来上がりは5分から8分の長さを想定しています。
****授業形式 アクティブ・ラーニング****

【身につく力】「コミュニケーション能力」、「プレゼンテーション能力」、「協働して成し遂げる力」、「チャレンジする力」
授業計画
第1回 オリエンテーション 「ジャーナリズムと映像表現」
第2回 映像ジャーナリズムの技法 (リポートとドキュメンタリー)
第3回 ニュースリポートの品質とドキュメンタリーの品質
第4回 放送原稿の書き方
第5回 テーマ選択、取材、企画作成
第6回 テーマ選択、取材、企画作成
第7回 撮影 1
第8回 撮影 2
第9回 撮影 3
第10回 構成、原稿作成
第11回 編集 1
第12回 編集 2
第13回 編集 3
第14回 作品仮完成 プレビュー 作品修正
第15回 スタジオを使った「放送(上映会)」と相互批評 リポート作成
関連科目
映像メディア論、映像制作基礎B、現代マスメディア論
準備学習等の指示
TVニュースやドキュメンタリーをしっかり視聴してください。新聞記事を読みTVニュースを見て、地域社会の問題を探し出し、考えてみましょう。「なぜ起きるのか。どのようにして起きるのか。解決策はあるのか」。
企画ニュースを制作するためには、事前の調査、取材相手との打ち合わせ、取材など授業時間以外をあてて行う可能性もあります。
毎回30分以上の準備をしてください
教科書
教科書は使用しません。必要に応じて資料を配布します。
参考文献
板谷秀彰「ドキュメンタリーカメラマンが伝授する映像撮影ワークショップ」玄光社MOOK
津野敬子「ビデオで世界を変えよう」草思社
金平茂紀「テレビニュースは終わらない」集英社新書
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
出席(20%)、取り組み(30%)、リポート(10%)、作品評価(40%)、
実務経験と授業との関連
地方局で記者やプロデューサーを長くやりました。またNNNニューヨーク特派員として、全米各地や中年米で取材を行いました。戦争、原爆、核、移民をテーマにドキュメンタリーを作ってきました。 
備考