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 教員名 : 中川 栄治 
 | 科目名 経済学史特殊研究 授業コード 72004 担当者名 中川 栄治 副題 単位数 2.00単位 配当年次 1年 開講学期 2020年度前期 教職免許種類 授業内容 本授業では、主に、A.スミスの経済学、D.リカードウの経済学、T.R.マルサスの経済学を取り上げます。経済学の豊饒な三角州といわれるそれら三つの経済学の内容の検討、相互比較等を行います。また、それをつうじて,それらの経済学の経済学史上の意味、それらの経済学が現代に語りかけているもの等を明らかにする試みをなします。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 本授業をつうじて、受講者が、経済学の古典に示される経済理論の構造・論理・内容等を理解することを目指します。また、それをつうじて、受講者が、各自の研究をさらに拡充・深化することを目指します。 授業計画 授業は以下のような項目の順ですすめます。 *進行速度等については、受講者の様子に照らし、適切に調整します。 第 1 回 経済学史の方法 第 2 回 重商主義 第 3 回 重農主義 第 4 回 スミスの社会科学体系 —倫理、法、経済、神— 第 5 回 スミスの経済学(1):富とその源泉、分業論 第 6 回 スミスの経済学(2):価値・価格論、分配論 第 7 回 スミスの経済学(3):資本蓄積論 第 8 回 スミスの経済学(4):経済史論、重商主義論、重農主義論、財政論 第 9 回 リカードウの経済学(1):価値論、地代論 第10回 リカードウの経済学(2):自然価格・市場価格論、賃金論 第11回 リカードウの経済学(3):利潤論、外国貿易論 第12回 マルサスの経済学(1):富、生産的労働、価値論 第13回 マルサスの経済学(2):地代論、賃金論、利潤論 第14回 J.S.ミルの経済学、フランス経済学、ドイツ経済学、マルクス経済学、 第15回 現代経済学:ミクロ経済学、マクロ経済学 関連科目 準備学習等の指示 授業で扱った各問題について自分の考えをまとめる訓練を重ねておいてください。 教科書 特に指定しません。基本的には私自身の講義ノートによります。 参考文献 授業の過程で適宜、必要な文献を指示します。 定期試験の実施 定期試験は実施しません。 成績評価の方法 平常の出席状況と受講態度、授業での討議、レポートに基づいて、総合的に評価します。 実務経験と授業との関連 備考 履修希望者に、経済学史に関する予備知識がない場合には、その点を考慮して、入門レベルから授業をすすめます。重商主義から現代経済学までという希望があれば、それにも対応します。 |