シラバス情報

科目名
貿易論基礎
授業コード
22035
担当者名
広田 堅志
副題
誰でも分かる貿易の仕組み
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2020年度後期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
この授業では、国際貿易の基礎知識、国際取引の形態、貿易を実際に行う場合の具体的システムとそれに合せた貿易実務的内容への理解を目的とします。15回にわたる授業においては、輸出に関わる実務的内容に重点を置き、必要に応じて一部輸入に関わる実務的内容を組み込んで授業を進めます。
また、毎回授業の最後に、授業の要点・感想・質問を記入してもらいます。質問への解答を次週の授業の冒頭で解説付きで行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
輸出入手続システムの大枠の理解を目指します。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」
授業計画
第 1 回 貿易取引の基礎知識—貿易取引の特徴
第 2 回 日本の貿易動向
第 3 回 貿易の種類
第 4 回 貿易取引の形態 
第 5 回 特殊な輸入取引形態
第 6 回 取引準備と契約交渉①—マーケティング調査
第 7 回 取引準備と契約交渉②—国際規格への対応
第 8 回 取引準備と契約交渉③—取引交渉の流れと取引条件の交渉
第 9 回 契約条件と輸出入契約書の取決め
第10回 日本の貿易管理の法体系と国際条約等に基づく外為法の貿易管理
第11回 日本の貿易法令による輸出入の禁止規定
第12回 外国為替による代金決済①—決済方法の種類
第13回 外国為替による代金決済②—外国為替相場の種類と為替リスクへの対応
第14回 輸出入通関手続きと関税制度①—輸出入通関制度について
第15回 輸出入通関手続きと関税制度②—関税制度について
関連科目
「貿易実務」、「外国為替実務」、「外国為替論」、「貿易論」
準備学習等の指示
毎回、次週の授業内容と教科書の該当箇所を予告しますので、最低限1時間の予習を行ったうえで授業に臨んでください。また、この授業では、貿易専門用語や英語専門用語が多いので、講義ごとに出て来る専門用語をしっかり覚えたうえで授業に参加してください。
また、教科書と授業配布プリントにもとづく復習も行ってください。授業終了後、できればその日のうち、30分間復習を行い、その日の授業の穴埋め箇所の内容への理解を深め、授業の要点を自分の言葉で説明できるようにしましょう。
教科書
高橋靖治著『新版 図解よくわかるこれからの貿易』、同文館出版、2011年、(1700円+税)
参考文献
八尾晃著『貿易取引の基礎』、東京経済情報出版、小林一広著『外国為替の基礎知識』、東京経済情報出版、高橋靖治著 『貿易のしくみと実務』、同文館出版、東京リサーチインターナショナル編『貿易為替用語辞典』(第7版)、日本経済新聞、 石田貞夫・中村那詮著『貿易用語辞典』(改訂第2版)、白桃書房、『ジェトロ世界貿易投資報告(2019)』(ジェトロHPにて全文閲覧可能)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)出席状況及び毎回出席カードによる聴講感想文の記入(30%)
(2)定期試験(70%)
以上の2点を合わせて総合的に評価します。
※外枠評価:出席回数が11回以上からの出席について、毎回加点します。ただし100点を超えた場合は、100点満点とします。
実務経験と授業との関連
備考