シラバス情報

科目名
組織マネジメント論
授業コード
26023
担当者名
岡本 康昭
副題
組織によるマネジメント
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2020年度後期
教職免許種類

授業内容
2019年秋に開催されたラグビーW杯で、日本中を熱狂させた日本代表チームが掲げていたスローガン「ONE TEAM」は組織のありようを表す流行語にもなりました。組織というのは、資源の塊であり個人ではできないことでも組織があるおかげで実現できることも少なくありません。組織が成り立つためには、「共通の目的」と、その目的に向かって「協働する意思」と、そのプロセスを支える「コミュニケーション」が必要だといわれます。
この講義では、人間がモチベーションを発揮するための仕組みや、仕組みをどのようにデザインするのかを学んでいきます。
なお、講義の中間で小テストを行い、次の週に解答と解説を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. 経営組織に関する代表的な理論を修得し、説明することができる。
2. 自分の属する身近な組織について具体的で建設的な課題を挙げることができる。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」
授業計画
第1回 イントロダクション
第2回 組織としての企業
第3回 個人のモチベーション
第4回 集団のコミュニケーション
第5回 管理者のリーダーシップ
第6回 組織構造の特徴
第7回 組織構造の機能
第8回 中間のまとめと小テスト
第9回 組織のデザイン
第10回 組織文化
第11回 人材の育成と管理
第12回 組織をマネジメントする
第13回 組織の変革と阻害要因
第14回 イノベーションを生む組織
第15回 まとめ
関連科目
経営組織論、人的資源管理論
準備学習等の指示
授業の理解を深めるために、興味のある新聞あるいは経済雑誌などの記事を1日30分を目途に読んで、修得した内容と関連付けて考えてみてください。
教科書
教科書は使用しません。レジュメ、板書等を使用して講義を進めていきます。
参考文献
金井壽宏『経営組織』日本経済新聞出版社、2010年、860円+税
榊原清則『経営学入門(上)』日本経済新聞出版社、2015年、860円+税
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
期末テスト70%:組織行動及び組織構造の両面の主要な考え方について論述する問題で到達の度合を評価します。
小テスト30%:基本的な知識の定着度合を客観問題で確認します。
出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には、期末テストの受験を認めません。
実務経験と授業との関連
金融機関の営業拠点などでマネジメントに携わった経験や、新規事業を立ち上げた経験などを活かし、メンバーとしての視点とマネジメントする側の視点の両面から解説します。
備考
この講義で学んだ知識を活用して、自分の身近な組織をより発展させる建設的な方法を具体的に考えてみましょう。